こんにちは。えたばりゅです。
今回は、この間ご紹介した日本三大怪魚に勝るとも劣らない怪魚、オオウナギをご紹介したいと思います。なんか、ネーミング的に妖(あやかし)の類のようなイメージですが、れっきとした科学的に実在が証明されているウナギなんですね。
ただ、実在するウナギではあるものの、このオオウナギは日本のとあるUMAの正体の正体ではないかとも言われているんです。ではでは、そのあたりも含めてオオウナギの魅力と生態に迫っていきたいと思います。
日本の怪魚オオウナギ 実はあのUMAの正体だった!?
オオウナギは英語名を「Giant mottled eel」、学名を「Anguilla marmorata」という、ウナギ目ウナギ科ウナギ属に属するウナギに仲間で、二ホンウナギはじめ、ウナギの仲間とはかなり近い種です。
インド洋、太平洋の熱帯域に幅広く生息しており、ウナギの仲間としては、一番生息域が広域にわたる種でもあるんですね。日本では、利根川から南に生息しているものの、二ホンウナギと比較すると、熱帯域を好むため、よく見られるのは日本でも南方の地域。南西諸島や九州の南側が主な生息域となります。
食性は他のウナギの仲間と同じく肉食性。小型の魚類の他、カエルなどの両生類はもちろん、時にはネズミなどの小型哺乳類の他、水鳥をも捕食することがあります。特にカニやザリガニなどの甲殻類を好んで食べる食性から、カニクイと呼んでいる地域もあるほど。
このような獲物をほぼ丸飲みする形で捕食して生活しております。
オオウナギの特徴:その名の通り巨大な体
オオウナギという名前がついているので、お察しのことであると思いますが、通報の鰻と比較して巨大化するのがオオウナギの特徴で、全長約1.2~1.5m、中には最大で2mにも達することがあります。2mというと、日本最大怪魚の中でも最大の全長を誇るイトウとほぼ同等レベル。
この辺りからして、オオウナギの怪魚っぷりが伺い知れますよね。
体長1m未満の頃は他の鰻たちと大差ない体つきをしていますが、成長と共に体重も飛躍的に増加。成体になると、まるで丸太が転がっているような巨大な体に成長します。
ちなみに、ニュージーランドにはニュージーランドオオウナギという固有のウナギが生息しており、ウナギの中ではこのウナギが世界最大と考えられておりますが、日本に生息するウナギは時にはこのウナギと同等ほどの大きさに成長するんですね。
このような巨大な体ですが、やはり生まれたての幼生は他の鰻たちと同じく、レプトケファルスの状態で一定期間を過ごします。
オオウナギのUMA伝説
オオウナギはこのような巨大な体から、あるUMAの正体ではなかとも言われているんですね。そのUMAの生息地は鹿児島県の池田湖。もうお分かりですよね。池田湖にはイッシーと呼ばれる恐竜のプレシオサウルスの仲間に酷似した未確認生物が生息しているといわれており、イッシーは、あの世界的UMA、ネッシーに形状が似ていることから、その名前が付けられました。
その全長は約10~20mあったという目撃証言もあるんですが、実はこのオオウナギこそがイッシーの正体ではないかといわれているんです。2mと20mでは10倍ほどの体格差がありますが、やはり正体不明の物体を見た時には、その実際の大きさよりも大きく見えたり、異様に見えたりするのは人の目の性。
なので、たまたま水面に浮上してきたオオウナギを異様な怪物と誤認して、このイッシー伝説が生まれたという説もあるんですね。
また、池田湖には江戸時代より竜神が住まうという、竜神伝説が語り継がれており、湖畔にはそれを祀る祠もあるんですね。ひょっとすると、このオオウナギが竜神伝説誕生に関わってる可能性もあるのではないかと、一説では考えられています。
いや、実は竜神自体がイッシーの正体かも・・・。
そう考えると、やっぱロマンですよね。
ちなみに世界のUMAの目撃情報には、丸太や波の形状などの誤認の他、その地域に生息する巨大魚がそのUMAの正体という説も結構ありまして、その代表的なものがカナダのB・C州にあるオカナガン湖に生息しているといわれるオゴポゴといわれるUMA。
こちらは、恐竜というよりは、どちらかというと東洋の竜神の姿に似ているとされているUMAなんですが、こちらも実はその湖に生息している、シロチョウザメがその正体ではないかといわれているんです。シロチョウザメは時に体長6m、体重約800kgにも達する、オオウナギ以上の怪魚。
そんな巨大魚が目の前に現れた日には、得体の知れないものと思ってしまうのも無理はありませんよね。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、日本三大怪魚に勝るとも劣らない怪魚、オオウナギの魅力に迫ってみました。日本の南方を中心にひっそりと息づくオオウナギ。このようにみると、日本も世界に負けない怪魚たちが全国に存在しているといえますよね。
是非ぜひ、これから先もゆっくりと日本の地で暮らしていってほしいなと思います。ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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