動物雑学

【超防御力!】素晴らしすぎる防御性能を持った動物たち

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、動物たちの防御力にスポットを当ててみたいと思います。文字通りの弱肉強食の自然界。その自然界では一歩間違うと、自分が他の動物の糧となってしまう厳しい世界。そんな世界に暮らす動物たちは自分たちの体を様々な状態に変化させて、外敵から身を守っています。

その中にはとんでもない防御性能を備えた動物たちがいるんですね。ではでは、早速そんな超防御力を持つ動物たちをご紹介していきましょう。

動物たちの素晴らしすぎる防御性能

自然界では、少しの油断が命取り。それは水を飲んでいる時や食事をしている時はもちろんのこと、寝ている時すら例外ではありません。それはなぜかというと、虎視眈々と捕食動物が狙っているからなんですね。

自然界では、少しでも警戒を怠ったものは弱者とみなされ、捕食動物の餌食となる形で淘汰されてしまいます。なので、動物たちは餌を食べている時も警戒は怠りませんし、少しでも不穏な気配を察知すると、すぐにその場を離れようとします。

しかしながら、捕食動物たちも襲う側のプロ。擬態や待ち伏せ、圧倒的なチカラ、そして瞬発力やスピードを駆使して、あらゆる場所から襲ってきます。そんな万が一の時に自らを助けるのは自分が持っている防御性能なんですね。

では、早速動物たちの素晴らしすぎる防御性能をご紹介していきましょう。

動物たちの素晴らしすぎる防御性能1.自らを巨大化して外敵から身を守る

まずは何と言ってもこれではないでしょうか。やはり、体が小さいとどうしても狙われるリスクは多くなってしまいますし、自らを襲ってくる捕食動物の種類も多くなってしまいます。なので、自分の体を巨大化させることによって捕食者から身を守るようになった動物たちもいるんですね。

そんな自らの体を巨大化させることによって自分の防御力を高めた動物たちの代表格が

  • ゾウ
  • キリン
  • シロナガスクジラやナガスクジラに代表されるヒゲクジラ類
  • カバ
  • サイ

など。どの動物たちも私たち人間と比べても、超デカい動物たちですよね。中でも既知の生物の中で最大の巨大さを誇る地球史上最大の生き物、シロナガスクジラは大きいものだと全長30mを超えることもある巨大さ。

これだけ大きいと、自身を狙う捕食動物もほぼほぼいなくなります。

もちろん体が大きいと、チカラもそれだけ強くなりますので、万が一捕食動物が襲ってきても、それを上回るチカラで撃退することもできますしね。また、ゾウやサイ、カバなどは巨大な体に加え、鋭い角や牙も持っていますので、ライオンやワニのような強力な捕食動物ですら、おいそれとは手を出せないというわけなんです。

動物たちの素晴らしすぎる防御性能2.自らの皮膚を変化させて外敵から身を守る

次の素晴らしい防御性能はこれ。自らの皮膚や毛を変化させて身を守る動物たち。ゾウやクジラのような巨大な体は持っていませんが、自分の皮膚を硬質化させたり、自分の体毛を針のように鋭く変化させて身を守っている動物たちもいるんですね。

そんな自らの皮膚や体毛を変化させることによって自分の防御力を高めた動物たちの代表格が

  • ヤマアラシ
  • カメ
  • アルマジロ
  • センザンコウ
  • サイ
  • ハリセンボン

といったところでしょうか。そうそうたるメンバーですよね。中でもヤマアラシはほとんどの体毛が鋭い針状になっていますので、一部の例外を除いて捕食動物も手を出すことはありません。襲うと、自分の顔や足が針だらけになってしまい、手痛いしっぺ返しを食らってしまうんですね。

また鱗甲板という装甲を持つアルマジロは、それを最大限に生かすために外敵に襲われるとボール状に丸まります。これで、捕食動物の鋭い牙や爪もその力が分散されてしまいやすくなるんです。ただでさえカタい装甲に加え、力を入れづらい球状に変化されては、自慢の牙や爪を活かすことがなかなか難しくなるというわけなんです。

ちなみにアルマジロの鱗甲板は皮膚が変化したものと私たちはよくイメージしますが、実は体毛が変化したものなんですね。

動物たちの素晴らしすぎる防御性能3.自らの体を武器化させて外敵から身を守る

次はこの防御性能。自らの体の一部を武器化させて身を守る動物たち。捕食動物の鋭い牙や爪に対抗するため、自分も角や牙、爪を持つようになった動物たちです。

そんな武器を持つようになって自分の防御力を高めた動物たちの代表格が

  • ゾウ
  • バッファローやバイソンといったウシ科の動物
  • サイ
  • シカ
  • アリクイ

といったところでしょうか。ここでも力強いイメージの動物たちが軒を連ねていますよね。ゾウやサイは言わずもがな。バッファローやバイソンも猛牛と称される通り、その性格の荒さには定評があります。やはり捕食者から対抗する武器を備えている動物たちは、その性格も自然と勇猛になっていくのかもしれませんね。

そして、この列強の中では一見ちょっと場違いな感じがするアリクイですが、舐めてはいけません。アリクイの前脚には超鋭い爪が備わっていて、外敵から襲われると、この爪を駆使して対抗する勇敢さを持っているんですね。中でも、オオアリクイは体が大きいこともあり、その爪の一撃を喰らうとその地域の頂点捕食者、ジャガーも手痛い傷を負う程。そして動物園ではこの爪の一撃を浴びてしまい、亡くなってしまった方もいらっしゃるんです。

そして、ココまでサイが皆勤賞。サイの防御性能がいかに優れているかがよくわかります。

動物たちの素晴らしすぎる防御性能4.自らの体に毒を蓄えて外敵から身を守る

次はこの防御性能。自らの体に毒を蓄えて身を守る動物たち。さすがにココではサイは登場しませんが、毒を武器にして相手を襲う捕食動物はヘビの仲間をはじめ、多くいますが、自らの体に毒を蓄えることも非常に優れた防御手段といえます。

そんな毒を蓄えて自分の防御力を高めた動物たちの代表格が

  • 毛虫
  • ヤドクガエル
  • アカハライモリ
  • フグ
  • クラゲ

といったところでしょうか。フグや毛虫はそのイメージバッチリというところですが、意外なところでは里山や田んぼで見かけるアカハライモリかと思います。ところがアカハライモリ、実はフグと同じテトロドトキシンという猛毒を持っているんですね。

こういった動物たちの多くは警戒色という派手な色をしていて、自らが毒を有していることを外敵に知らせたりしているのですが、クラゲは全く透明なんで、見分けがつきづらく、私たち人間も年間多くの方がクラゲに刺されてしまっています。中には刺されると数分で絶命するほどの強力かつ、即効性の高い毒を持つクラゲもいるので恐ろしいですよね。

ただ、この毒に関しては耐性を持っている捕食動物もいて、中でもウミガメはそんなクラゲの毒に強い耐性を持っていて、バクバク食べてしまうんです。

また、こういった毒は餌から取り込んで蓄積されたものも多くて、食べた餌や住んでいる環境によっては毒を持っていない個体もいたりするんです。

最後に

いかがだったでしょう。今回は動物たちが持つ素晴らしい防御力にスポットを当てて、ご紹介してみました。こうしてみると、その防御性能には目を見張るものがありますよね。このほかにも、自らをその景観の一部に擬態させて敵の目を欺く動物たちや圧倒的な数を持って身を守っている動物たちもいて、様々な手段を用いて外敵から身を守っているのがよくわかります。

やはり厳しい世界で生き抜くには、しっかりとした防御手段が不可欠といえそうです。ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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