こんにちは。えたばりゅです。
今回は擬態で敵の目を欺き、自らの身を守る動物たちを厳選して5種ご紹介したいと思います。擬態の名手といえば、やはり昆虫たち。昆虫たちは花や木、草や木の葉や木の枝などといった地震の身の回りの環境にに自らを似せて身を守る種が多くいて、その能力は目を見張るものがあるのですが、そんな昆虫たちはやはり擬態の永久欠番ということで、今回は昆虫以外の動物たちにスポットを当てております。
実は昆虫以外にも超優れた擬態能力を持つ動物たちが結構いたりするんです。ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
超防御!擬態で敵の目を欺く自然界の忍者たち
まず、擬態というものをサラッとご紹介しておくと、自らの体を周りの環境や動物たちに似せていることで、この能力を駆使して、動物たちは外敵から身を守ったり、獲物の目を欺いたりしているんですね。
~神秘の進化 擬態能力を詳しく、それでいてわかりやすく記した記事はこちら~
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擬態には昆虫たちの多くが備えている、周りの環境に溶け込むような擬態の他、自分の体を他の有毒生物など、強い動物に似せて身を守る擬態など、様々擬態があるんです。
ではでは、早速そんな擬態能力に秀でた動物たちをご紹介していきましょう。
擬態で敵の目を欺きまくる動物たち1.ヨタカ
トップバッターはヨタカ。ヨタカという名前ははあまり聞いたことがないかもしれませんね。ヨタカはヨタカ目ヨタカ科ヨタカ属に属する鳥の仲間で、日本では夏鳥として、主に九州から北の地域でその仲間を見ることができます。
実はヨタカの仲間は冬眠という、鳥類としては超珍しい能力を獲得していることで知られているんですが、実は優れた擬態能力も持っているんですね。
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ヨタカは樹上ではなく、地上で産卵し、卵を温める性質を持っていることから、その体は落ち葉や枯葉など、山の地面に見事に溶け込む姿をしているんです。
擬態で敵の目を欺きまくる動物たち2.タコ&イカ
私たち日本人にとっては、かなり身近な存在といえるタコ。そんなタコも実は優れた擬態能力を持っている動物なんですね。タコは頭の良さでもそのネームバリューを発揮しているんですが、擬態能力も優れていて、周りの環境に応じて自分の体の色をある程度変化させることができるんです。
例えば、岩場であれば、岩場によく似た色に、砂地であれば、砂地によく似た色に、といった具合に、自らの体の色をサクサクッと変えてしまうんです。
また、タコの仲間にはミミックオクトパスという種類のタコがいるんですが、このミミックオクトパスはなんと自らの体を他の生き物の様に似せて、泳ぎ方までその動物そっくりにすることができるんです。
しかも似せることができる動物は一種のみではないんです。どれくらいの動物たちの擬態能力を獲得しているのかは定かにはなっていないんですが、そのラインナップは豊富で、ウミヘビやミノカサゴなどといった海の有毒生物の他、10種類以上の動物たちに変化する擬態能力を獲得していると考えられているんです。
そしてタコをご紹介したならば、その遠い親戚であるイカを紹介しないわけにはいきませんよね。タコと同じく、海の忍者とも称されるイカも実は頭の良さはもちろんの事、優れた擬態能力を獲得している動物なんですね。
特に沿岸の海底付近を住みかとしているコウイカの仲間たちなどは、タコと同じく周りの環境に自分の体を変化させる能力に秀でていて、海藻の近くにいればその海藻そっくりに化けることができたりするんです。しかも一瞬で変化するので、もう見事としか言いようがないほど。
こちら、そんなコウイカの色が周りの環境に応じて変化していく様を収めた動画がございましたので、ご紹介しておきます。
いかがです?見事すぎるでしょ。
イカたちはこの能力を駆使して、外敵から身を守ったり、また獲物の目を欺いたりしているんですね。
擬態で敵の目を欺きまくる動物たち3.タツノオトシゴ
タツノオトシゴもかなり擬態能力に秀でた動物。主に海藻が生えた場所を好んで生活しているんですが、動きが鈍いこともあり、その動きの鈍さを優れた擬態能力で見事にカバーしているんですね。
そして、タツノオトシゴと近縁のリーフィシードラゴンは特にその能力に秀でていて、その姿は一見すると、本当に海水に漂う海藻と見分けがつかないほど。
こちらがそのリーフィシードラゴンさん。
一見すると豪華絢爛なヒラヒラがいっぱい付いてて、けっこう目立っちゃいそうですが、このヒラヒラが周りの海藻と絶妙にマッチして、泳ぎ方も海藻が漂うようにヒラヒラと泳ぐので、一見すると本当に海藻が漂っている感じなんです。
擬態で敵の目を欺きまくる動物たち4.オニダルマオコゼ
オニダルマオコゼ。何とも、その風貌に相応しいというか、厳つい名前ですが、オニダルマオコゼも擬態の名手。しかも普段はほぼ動かないんで、周りの岩礁と溶け込み、どこにいるか全くわからないほど。
オニダルマオコゼはこの、もはや岩と一体化しているといってもいい擬態能力をもって、外敵から身を守っているんですが、他にも背ビレに超強力な毒を仕込んでいて、その防御を鉄壁なものとしているんですね。毒は超強力で人間も死者が出るほどの威力。
なので、もし万が一見つけることができても、触ったりちょっかい掛けたりしないようにしましょうね。
擬態で敵の目を欺きまくる動物たち5.ナマケモノ
そして、オオトリを飾るのはナマケモノ。実はあのナマケモノも擬態の名手だったりするんです。ナマケモノの最大の特徴といえば、やはり何と言っても「動かないこと」ですよね。
実はその習性がバツグンの擬態効果を発揮していてですね。
じっとしてると、その毛並みの色も相まって木々と見事に同化し、見事な擬態効果になるんです。おまけにナマケモノの体毛には苔が生えるることも多く、擬態効果をさらに向上させているというわけなんです。
ナマケモノの擬態能力に関してはこちらの記事でも詳しくご紹介しておりますので、あわせてお読みいただくと幸いです。
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最後に
いかがだったでしょう。今回は擬態を駆使して、外敵の目を欺く動物たちを厳選して5種ご紹介させていただきました。今回はなんかちょっと海の生き物に傾倒してしまった感があるんですが、今回ご紹介した動物たちの他にもヤモリやカメレオンはじめ、超絶優れた擬態能力を持っているツワモノが自然界にはたくさん存在しています。
この能力を駆使する動物たちが結構いるということは、やはりこの能力は防衛、攻撃共々に非常に秀でた手段であるといえそうですよね。
ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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