世界の危険生物たち

アフリカ大陸に生息する危険なヘビたち5選!

こんにちは。えたばりゅです。

こちらでは世界に住む危険な動物たちをご紹介しております。世界には日本では考えられないほど、危険な動物たちが暮らしているものでして、その恐ろしさたるや、万が一日本で見つかったらまず大混乱を免れないような動物たちでございます。

今回はアフリカ大陸に生息する超キケンな野生動物たちをヘビの仲間を5種厳選してお伝えさせていただきたいと思います。中には意外性に富むもの、隠れた実力者も登場しますので、ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

アフリカ大陸に生息するキケンな野生動物たち5選【ヘビ類部門】

アフリカといえば、やはり野生の王国というイメージがありますよね。近年では開発などにより大陸を通して、都市化が進んでいる地域もありますが、大陸面積も広く、依然豊かな大自然を育んでいる地でもあります。そして「母なる大地」の形容通り、私たち人間の祖が誕生したのも、このアフリカ大陸であると現状では考えられているんですね。

そんなアフリカ大陸、数多の野生動物たちが暮らしており、その中にはやはりキケンなヘビたちも暮らしているんですね。

ではでは、早速そんな危険な奴らをご紹介していきましょう。

アメリカ合衆国に生息するキケンなヘビたち1.パフアダー

では、まずトップバッターのパフアダーをご紹介していきましょう。もしかしたら、あまり馴染みのないヘビかもしれませんが、その危険度はアフリカ大陸でも随一ともいえるので、僭越ながらこのヘビを最初にご紹介しない手はないと思った次第で、最初に挙げさせていただきました。

パフアダーはクサリヘビ科アフリカアダー属に属するヘビで、毒蛇というカテゴリをコブラ科のヘビと毒蛇を二分しているようなヘビでもあるんです。

クサリヘビ科のヘビをいくつか例に挙げると、毒蛇の代表的存在ともいえる以前北米の危険生物爬虫類編でご紹介したガラガラヘビはじめ、南米のブッシュマスター、台湾のヒャッポダ、そして日本のマムシやハブもこのクサリヘビ科に属しております。

パフアダーがアフリカ随一の危険はヘビと考える理由 生息域の広さ

パフアダーがアフリカの数多のヘビの中でも、特にキケンなヤツと考えるのは、やはり第一にその毒の強さ。その毒性は非常に強力で、一度に対象に送り込む毒量も多く、適切な処置をしなければ、その毒量に満たない量であっても、人間を一日で死に至らしめるほど。また、毒の成分には細胞毒も含まれているため、助かっても後遺症が残るケースも多く、場合によっては手足を切断しなければならない事態に陥ることもあるんです。

そして、この毒も危険であることには変わりないんですが、パフアダーがアフリカでもトップクラスの危険なヘビとされているのは、その生息域の広さ。パフアダーはコンゴ熱帯雨林を除くサハラ砂漠以南のエリアのほぼ全域に生息していて、毒蛇はもとより、アフリカに生息するヘビというところにまで範疇を広げても、その種類では一番広範囲に生息しているとされているヘビなんですね。

故に人の生活圏に生息域が重なることも多々あり、アフリカでの咬傷事故が起きているヘビの一つとして数えられているんです。

~パフアダーの恐ろしさとそこに隠された、たまらない魅力を記した記事はこちら~

【パフアダー】アフリカ最恐の猛毒ヘビの隠された超意外な武器とは!?

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アメリカ合衆国に生息するキケンなヘビたち2.ウエストアフリカカーペットヴァイパー

ウエストアフリカカーペットヴァイパーは以前ご紹介したインドの四大毒蛇の一翼を担っているカーペットヴァイパーの近縁種で、ガラガラヘビと同じく、危険を感じた際には警告音を発するんですが、その音がノコギリで木材を切る音に似ていることから、ノコギリヘビという和名がついております。この和名は、あの有名な爬虫類学者、千石正一先生によって命名されたことが分かっております。

このヘビはパフアダー以上に日本では知名度は低くその大きさも日本のマムシと同じくらいの大きさですが、その毒性は非常に強く、治療を施した場合でもその致死性は20%にも上る強烈な毒を持っているヘビなんですね。

生息域はその名前の通り、コートジボワールやマリ、ガーナやナイジェリアなどの西アフリカ地域のサバンナ地帯を主に生息の場としていて、最初にご紹介したパフアダーほど生息域は広くありませんが、それでもパフアダーと並び、咬傷事故がアフリカでトップクラスに君臨しているんです。

アメリカ合衆国に生息するキケンなヘビたち3.ドクハキコブラ

ドクハキコブラは現在数種類が確認されていて、アフリカの他、ミャンマーなどにも生息していて、アフリカにはドクハキコブラの仲間たちが主にアフリカ大陸中央部から南部にかけて生息しております。中でも最大種はオオドクハキコブラという種類で、その全長は長い個体で約2m、時には2.7mと、約3m近くにも成長することがあるんですね。

その名前の通り、クサリヘビ科と毒蛇カテゴリを2分しているコブラ科に属するヘビで、私たちがイメージする通り、自ら危険を感じた際には鎌首をもたげてフードを広げて威嚇するんですね。

それでも、相手が引き下がらない場合は必殺の毒攻撃を相手に繰り出すわけなんですが、このドクハキコブラの恐ろしいところは、その毒が飛び道具になるところ。通常毒蛇はその毒を咬むことによって相手に送り込むんですが、このドクハキコブラの仲間は毒を相手に向かって勢いよく噴射することもできるんですね。

その射程距離は長く、時には3mほど離れた相手にも届くことがあるほど。そして、はきかける際には相手の目を狙って噴射し、万が一毒が目に入ったら、最悪の場合失明に陥るケースもあるんです。

毒の強さに関しては、咬まれれば一刻を争うというほどではないものの、対処なしでは重大な症状に陥ることもありますし、何より目に入ってしまって失明してしまえば、視覚に頼って生活をしている私たちヒトはその後に重大な影響が出てしまうというわけなんです。

危険というのが、毒の強さに限ることではないということを教えてくれるヘビと言えそうですね。

アメリカ合衆国に生息するキケンなヘビたち4.アフリカニシキヘビ

では次は毒蛇とは違った危険度を持っているヘビのご紹介でございます。

アフリカニシキヘビはこれまでご紹介したタイプのヘビとは異なり、毒は持っておらず、パフアダーやドクハキコブラが毒を持って相手を仕留めるタイプのヘビに対し、アフリカニシキヘビはその巨体とパワーで獲物を仕留めるパワータイプのヘビなんですね。

ニシキヘビ自体は有名な種で、近縁のアミメニシキヘビは9.9mと、なんと10mにも迫るような巨大な個体の記録が残っているんです。

アフリカニシキヘビもニシキヘビ属に属する仲間に違わず、大きく成長するヘビの一種でその全長は7mを超えることもあるんですね。

そしてこの大きな体で獲物を締め上げ、相手を窒息させて丸呑みするというわけなんです。

その獲物のラインナップにはウサギなどの小動物はもちろんのこと、レイヨウ類などの中型のウシ科の動物はもちろん、時には強力な捕食動物であるハイエナなども餌食になってしまうほど。そして、時には人間も絞殺されてしまうことがあるんです。

ただ、積極的に人間を襲うわけではなくて、通常であれば人を簡単に絞め殺せるような大型個体であっても人間を避けることが多く、その巨体故かなりその存在が誇大されてしまっているところはありますが、生息圏が人が生活していることが少ない自然のサバンナ地帯であることなどもあって、先にご紹介した毒蛇たちと比較するとその例はかなり少ないといえます。

アメリカ合衆国に生息するキケンな爬虫類たち5.ブラックマンバ

では最後のご紹介に参りたいと思います。

アフリカ大陸に生息している危険なヘビたちのトリを飾るのはやはり、アフリカ最凶にして最速の毒ヘビ、ブラックマンバを置いて他にはないのではないでしょうか。

ブラックマンバは毒蛇の中では、キングコブラに次いで大きく成長するヘビで、時には4mを超えることもあります。ですがそれに反して、その動きはかなり俊敏で進む速度もかなり早く、その速度は時に時速20km/hに達することもあるんですね。

足がなく、胴体だけでこのスピードですので、ヘビだからと油断しているとあっという間に追いつかれてしまうんです。

このスピードは世界に生息する2000種を超えるヘビの中でも最速に君臨しており、トップスピードに乗ったブラックマンバはまるで移動というよりは滑るという形容が正しいと思えるほどなんです。

そしてブラックマンバは先でご紹介したドクハキコブラのように典型的なコブラのようなフォルムはしておりませんが、その系統はコブラ科の一翼を担っている存在。

その毒性も非常に強力で、且つ体内に入ってしまった際の毒の回るスピードもかなり速く、一刻も早く病院で処置を施さなければ、20分ほどで人も死亡してしまうほどなんです。

ブラックマンバにおいてはこちらの記事でタップリ、ガッツリその最凶っぷりに触れております故、良ければぜひこちらの記事も併せてお読みいただければと思います。

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最後に

いかがだったでしょう。今回はアフリカ大陸に生息するキケンな野生動物たちをヘビの仲間に絞り、厳選して5種ご紹介させていただきました。

今回は、危険というカテゴリを含んでおりましたので、必然的に人との接触が多い種などが多くなりましたが、アフリカには今回ご紹介したヘビの他にも、世界数多の毒蛇で最長の毒牙を有するガボンアダー、ブラックマンバの近縁種、グリーンマンバなど、屈強な毒蛇たちがひしめいております。

ただ、どの動物たちも、私たち人間が攻撃を喰らうとかなり危険であることは間違いないのですが、どの動物たちにも共通して言えることはメディアなどの影響もあり、イメージが先行して、実際の性格や性質よりもかなり狂暴になってしまっている節もあります。

そして、ここでご紹介している動物たちも食物連鎖においてはもちろんのこと、ひいては私たち人間の生活においても、こういった野生動物たちの存在は、絶対に必要な存在であることは曲げようのない事実。

イメージにとらわれ過ぎず、フラットに意識を保っていかないとですね。

では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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