こんにちは。えたばりゅです。
今回は、爬虫類たちが持つ、驚愕の第三目ともいえる2つの器官をご紹介しようと思います。その驚嘆必至の感覚器官とは・・・
ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
爬虫類たちはすでに開眼していた!? 心眼ともいうべき2つの第三の目とは
動物、とくに私たち人間は何をするにしても、かなりの部分を視覚に頼った生活をしており、それもあってか、人間の視覚能力は動物の中でも優れた部類に入るといえます。ただ、爬虫類たちには、通常の目とは違う、とても面白い第三の目ともいえる器官を備えているんですね。
ではでは、早速そんな爬虫類たちが持つ第三の目ともいえる器官をご紹介していきましょう。
爬虫類が持つ驚愕の第三の目1.頭頂眼
頭頂眼とはその名前の通り、頭のてっぺんについている目のような器官で、ムカシトカゲという爬虫類や一部のトカゲやイグアナの仲間が有している器官でございます。
その昔、私たち脊椎動物の祖先は水中生活を営んでおり、現在の目に当たる器官の他に、頭頂部にも明暗を感知できる程度の能力を備えた器官がついていたんですね。当時は現在の目も、この頭頂眼もさほどその能力の差はなかったんです。ただ、様々な進化を繰り返すうち、現在の目が鮮明に物体や物質を把握できるよう高度な能力を身に着けていき、多くの動物たちの頭頂眼は消失してしまいました。
ただ、全くなくなってしまったというわけではなく、頭頂眼はその姿を松果体という器官に変えて私たち人間にも備わっておりまして、この器官は小さいながらも、様々な役割を担っていることが分かっており、一説によると覚醒させることで、超感覚的な能力を獲得できると考えられております。
もしかするとヨガなどをたしなんでおられるのであれば、ご存じかもしれませんね。
そして、今も残っている爬虫類の頭頂眼は、その体温を適切に保つために重要な役割を担っているという説が有力ですね。
爬虫類が持つ驚愕の第三の目2.ピット器官
では次はまさに第三の目ともいうにふさわしいピット器官という器官をご紹介したいと思います。
この器官はニシキヘビやアナコンダなどニシキヘビ科やボア科のヘビ、そしてマムシの仲間が持つ器官で、対象の熱を感知するいわば赤外線感知能力をもっているんです。その精度は種によって差はあれど、一番優れているといわれるガラガラヘビの仲間のそれは、目を覆われていても、確実に獲物にその毒がをヒットさせるほどの精密さを誇っており、その精度も小数点第三位程の超絶微妙な温度差をも見分けることができるほど。
そして、この赤外線感知情報は脳の視覚野へと送られるため、まさに第三の目として機能しているんですね。
こちらそのピット器官を駆使してネズミを捕食するマムシの仲間の動画
※動物が捕食される映像が含まれております。苦手な方はご注意ください。
いかがでしょう。こうした能力を存分に生かし、マムシやニシキヘビの仲間は明かりのない真っ暗な藪の夜の中でも正確に獲物を捕らえることができるんですね。まさに心眼といっても差し支えない能力。驚きですよね。この能力はもちろん、日本に生息するニホンマムシやハブも有しております。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、爬虫類たちが持つ超絶魅力的な第三の目ともいえる2つの器官をご紹介させていただきました。今回ご紹介したピット器官は五感とはまた別の第六感という感覚に分類されていて、自然界ではけっこういろんな場所で、その第六感が使われていたりするんです。
~動物たちが持つ驚愕の能力第六感を詳しく綴った記事はこちら~
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