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全長約2m!巨大魚ナイルパーチは日本の三大怪魚のアイツと実は近縁種だった!

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、アフリカに生息する巨大魚、ナイルパーチをご紹介したいと思います。ナイルパーチは名前こそ、あまり知られていない魚なんですが、実は私他たち日本人にも隠れて馴染んているといいますか、意外とあなたもご覧になられているかもしれないんです。

そして、この魚は日本のあの三大怪魚の一角と結構近い近縁関係にある巨大魚なんですね。ではでは、そのあたりも含めて、ナイルパーチに魅力に迫っていきましょう。

最大約2m!巨大魚ナイルパーチは赤い目をしたアイツと親戚!怪魚と呼ぶにふさわしいその巨体と巨大な口

では、まずナイルパーチのご紹介を軽くさせていただくと、英語名を「Nile perch」、学名を「Lates niloticus」という、スズキ目アカメ科アカメ属に属するスズキの仲間で、その名前の通りアフリカのナイル川を中心に、セネガル川などの大型河川や塩湖などに生息しており、沿岸部を好んで生活の場としております。

スズキ目に属していることもあり、外見的には海水魚であるスズキ(シーバス)によく似ているのですが、日本でなじみ深いスズキよりも、かなり背中が隆起したフォルムをしており、同じ大きさの両者を比べてみると、ナイルパーチは、より迫力があるといいますか、大きく見える体つきをしております。

そして、ナイルパーチは学名でもお分かりの通り、日本のあの三大怪魚の一角と近縁種なんですね。

ナイルパーチは日本三大怪魚アカメと近縁種

こちら、アカメの画像なんですが、上のナイルパーチとめちゃくちゃ似てますでしょ。それもそのはずで、ナイルパーチは学名でも記述されている通り、前にご紹介した、日本の三大怪魚の一角、アカメとかなり近い種なんですね。

アカメもナイルパーチと同じく、大きく背中が隆起した迫力あるフォルムをしており、全長も1mを超す日本三大怪魚の一角に相応しい姿をしているのですが、ナイルパーチはアカメを更に凌駕する巨体を誇っていて、全長約1.5m、時には全長約2mに迫り、体重はなんと200kgにも達することがあるんです。

元々、スズキ目に属する魚はマグロやカジキはじめ、シイラ、ハタ科のタマカイ、イタヤラ(ゴライアスグルーパー)など、結構な巨大魚たちが軒を連ねているんですが、淡水に生息しているスズキ目としては、ナイルパーチは間違いなく最大種の1種といえます。

こちらは釣り師で生物学者のジェレミー・ウエイド氏がナイルパーチを釣り上げた時の動画。

いかがでしょう。大きく背中が隆起した体に、超巨大な口。そして、巨大な体。ナイルパーチの怪魚っぷりがよくわかりますよね。

ナイルパーチはこの巨大な口を活かして、他の魚などを丸飲みに近い形で捕食しているんです。日本ではまだナイルパーチが定着しているわけではないんですが、アフリカでは元々いなかった場所に漁業資源確保のために、このナイルパーチを放流したところ、その場所に元々いた在来種を壊滅状態に追い込んでおり、日本のブラックバスやブルーギルと同じく、大きな問題になってしまっています。

万が一、ナイルパーチが日本で定着すれば、ブラックバスやブルーギル以上の存在になる可能性は大きいかもしれません。在来種を守る為、またこういった種の生き物たちを悪者扱いさせないためにも、私たちもより生態系をしっかりと理解し、尊重する必要があるといえそうです。

実はナイルパーチは日本でもけっこう馴染みのある魚!?

ナイルパーチは日本では定着していないものの、違った形で、実はけっこう馴染みのある魚なんですね。

え?でも、そんな魚、水族館でも見ないし、名前もあんまり聞かないよ?

って思われたかもしれませんね。確かにナイルパーチは水族館でもあまり見かけませんし、日本では定着していない魚。でも、もしかしたらあなたも出会っているかもしれないんですね。

そうなんです。先ほどチラッと、漁業資源というところに触れたんですが、このナイルパーチ、スズキの仲間ということもあり、その味は淡白で癖がなく、けっこう私たちの食の面を助けてくれている魚なんです。

少し前までは、日本でも「スズキ」や「白スズキ」の名前で、スーパーにその切り身がよく並んでいました。現在は表記法の改正で、そういった紛らわしい名前での表示は法律で禁じられていますが、今でもフライやソテーの原料に使われている他、輸送技術や冷凍技術の発達もあり、すしネタなどに利用されていることもあるんですね。

また、「スズキ」や「白スズキ」といった名前は、スーパーなどでの表記は禁じられていますが、レストランや加工原料は2020年現状、その限りではないんで、もしかしたらソテーや香草焼き、フライなど「白身魚の○○」といった料理名で知らない間にナイルパーチに出会っていたかもしれませんね。

最後に

いかがだったでしょう。今回はアフリカの巨大魚にして、怪魚、ナイルパーチの魅力に迫ってみました。名前こそ、あまり知られていませんが、怪魚と呼ぶにふさわしい魚だったのではないでしょうか。また、実は日本でも馴染んでいるっていうのは意外でしたよね。

ナイルパーチが健全に、安定して生息できるよう、私たちもできることをして行かねばですよね。ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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