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【厳選!】イリエワニが最強、最恐のワニといわれる3つの理由

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、アフリカのナイルワニと並び、世界最強、そして最恐のワニとも言われるイリエワニにスポットを当てて、その生態に迫っていきたいと思います。イリエワニは現生のワニでは最強かつ最恐なんてことも言われておりましてですね。特に今回はそれにフォーカスして、その理由を3つ厳選してみました。

ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

イリエワニが最強、そして最恐たる理由3選

まず、イリエワニのご紹介を軽くさせて頂くと、英名を「Salt-water crocodile」、学名を「Crocodylus porosus」というワニ目クロコダイル科クロコダイル属に属するワニの仲間で、インド南東部からオーストラリア北部にかけて生息しております。オーストラリアでは「Solty」という愛称というか通称名で呼ばれていたりもします。

食性はもちろん肉食。魚類はもちろん、節足動物から爬虫類、両生類、鳥類、哺乳類と、まさに選り好みなく捕食するんですね。幼少期には小さな魚類や昆虫類、爬虫類などを捕食しますが、成長し、成獣になると、時にスイギュウなど大型の哺乳類をもその牙に掛けることがあります。

イリエワニが地上の動物たちを襲う際には、まるでその場には何もいないように思えるほど、じっと静かに獲物を待ち伏せし、獲物が水を飲みに来るなど、水場に近づき、射程距離に入るや、その強力な尾を一振りし、目にもとまらぬような瞬発力で獲物に襲いかかかるんですね。そして、獲物を水中へと引きずり込み、捕食するというわけなんです。

そしてイリエワニは時に人を襲うワニとして知られており、イリエワニの生息場所では度々人が襲われる事故も起きているんですね。

では、早速そんなイリエワニが最強、果ては最恐のワニと呼ばれるその所以についてご紹介していきましょう。

イリエワニ最強といわれるその理由1.現生ワニ最大クラスの巨体

イリエワニはアフリカに生息するナイルワニと並び、現生するワニの中では最大クラスの巨体を誇っております。他のワニ同様、イリエワニもメスよりオスの方その全長は大きく、オスの成獣で約4~5m、巨大な個体では6mを超えることもあり、そんな中では巨大すぎて個体名までついているワニもいるんですね。

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このような巨体となると、水牛のような大きな動物も襲われてしまうというのも納得ですよね。

イリエワニ最強といわれるその理由2.淡水、海水どちらでも生存可能

一般的にワニといえば、湖や沼、川など淡水域に生息しているっていうのが、広く認知されているところですが、イリエワニはこういった淡水域に加え、汽水域でも生息が可能で、むしろ河口域といった汽水域を好んで生活しているんです。

また、汽水なんて甘っちょろいことは言わず、といいますか、海流に乗って海を移動することも可能で、生息域では海洋でイリエワニが泳いでいる姿も頻繁に目撃されているんですね。イリエワニが海を移動する際、引き潮や海流などをうまく利用し、効率的に海を渡ることが最近の研究で明らかとなりました。

ただ、極稀にその海流からはみ出し、鳥でいうところの迷鳥にあたるような個体が生息地圏外でも目撃されることが有り、実際日本でも過去にイリエワニの発見例があったりするんです。

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ワニは水生動物なので、もちろん元々遊泳力は高いのですが、こういった海流を捕える能力にも秀でており、元々東南アジア域に生息していた個体群が、海流に乗り、オーストラリアにまで生息域を広げたと考えられているんです。

淡水に加え、海水でも生息できる動物はそんなに多くなく、水生生物であるワニにとっては、自身の活動域を広げることが可能な超有効な武器といえますよね。ちなみにどちらでも生息できる有能な捕食者としては、イリエワニの他に同じクロコダイル科に属するアメリカワニ、そしてオオメジロザメもこの能力を兼ね備えております。

イリエワニ最強といわれるその理由3.地球最強の咬合力

そして、極めつけはやっぱりこれではないでしょうか。ワニの咬合力、すなわち咬む力は現在地球上で暮らす動物たちの中でもトップクラスに君臨しており、ことイリエワニはその中でも最大数値の咬合力をたたき出したんですね。

その測定値は現生の動物で測定可能な動物たちの中では最大の咬合力で、かのティラノサウルスレックスに匹敵する咬合力であることも示唆されております。

参考、出典:NATIONALGEOGRAPHIC日本版 ワニの噛む力は地球で最強、実測で証明

ティラノサウルスレックスといえば、地球史上最強の陸生捕食動物も恐竜の王ともいわれており、その強烈無比な咬む力が何よりもの武器で、それを駆使し、獲物に咬みついたとき、獲物の骨にまでダメージを与えていた最強の頂点捕食者。

そんな動物と肩を並べている可能性がるってのは、本当になんというか、エグイw

もちろん、ティラノサウルスレックスは絶滅種なので実際に計測したわけではなく、現生の動物たちにおいても、シャチなど海洋生物の中には、咬合力が非常に強力であろうものの、現在のところは計測困難な動物たちもおり、今後の研究成果ではもっとすごい咬合力を持った動物も現れるかもしれませんが、にしても、どの分野にしてもそうですが、地球上で最強を張るってのはなかなかできることではありませんよね。

最後に

いかがだったでしょう。今回はイリエワニが最強のワニと噂されるその理由を3つ厳選してお伝えさせていただきました。このほかにもイリエワニの性格は現生のワニの中でも屈指の攻撃性を兼ね備えているという説もあり、その攻撃性は現生ワニの中では多種を抑えてトップに君臨しているとも言われております。

巨大で、淡水海水どちらでも生きていける、地球上で最強の咬合力、そして屈指の攻撃性・・・

これは最恐なんて言われるのも納得ですよね。

ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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