犬、猫ともに注意したい病気

愛すべき内弁慶 脚のご報告

こんにちは(^^)えたばりゅです。
少し前の記事 そろそろ地面の温度注意報 で我が愛犬 愛すべき内弁慶。ブログネームたれ目ちゃん( *´艸`)。←友人moiさん命名。我が家の呼び名ラムが詳しい敬意などをご紹介することなく、お散歩解禁になったとさらっと書いてしまったために多くの方々より、ご心配のメッセージなどを頂戴してしまいました 汗。こちらのブログを拝見してくださった方々にご心配をおかけしてしまったことを深くお詫びすると共に、ご心配いただいたことに皆様にもラム君をかわいがっていただいているということが改めて分かり非常に嬉しく思う次第でございまして、この場をお借りし、厚くお礼申し上げます。

ですので今回は、ラム君の病院の検査結果の報告もかねてある病気のことについてご紹介したいと思います。ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

愛すべき内弁慶 脚のご報告とある腫瘍について

ラム君、脚を手術するまで

まずなぜ、ラム君お散歩禁止令が出ていたか。こちらからまずご報告させていただきます。少し前から、ラム君。左後肢かばうような歩き方になり少しの期間ではありますが、歩くことが出来なくなりました。最初はダックスなど胴長短足の犬種にありがちな椎間板ヘルニアを疑い、ラム君の大好き(もちろん大嘘w)な動物病院でレントゲン検査などしていただいたのですが、レントゲン結果では異常なし。

結局その日は原因不明と何とも後味が悪い結果に終わりました。約3週間のお散歩禁止令を敷かれ、一応の抗生物質などを処方していただいてしばらく様子見ということになりました。そして、晴れてお散歩禁止令が解かれ、意気揚々と散歩に出かけることが出来た(そろそろ地面の記事注意報作成辺り)のもつかの間。今度は右後肢の指をしきりになめるようになり、見るとぷっくりと指が腫れてるんです。それで今度は後肢の指をレントゲン検査していただいたところ、なんと足の指のうち一本、人間で言う薬指に当たるところの指の骨が溶けているとの事(TT)

とりあえず、その解けたところを除去するためオペをすることに。オペは無事終了したものの・・・。やはり、骨が溶けるなんてあまり通常では考えられないことですので、摘出部位を病理検査に出していただくことになりました。

当の内弁慶ラム君は、右後脚の指の骨が一本なくなっているのですが、快調に歩いております^^;

そして、先日5月27日の日にその病理検査の結果が返ってきました。結果は扁平上皮癌といわれる腫瘍の一種でした。内心骨肉種をかなり心配していた私えたばりゅはかなり検査結果にドキドキでしたが、骨肉種ではなかったですので、まずは少し安心。しかしながら、この扁平上皮癌ももちろん腫瘍の一種で、悪性腫瘍。ラム君が発症したのは、その中でも、爪床扁平上皮癌(そうしょうへんぺいじょうひがん)というもの。扁平上皮癌は施設でも発症例がありましたのでどのようなものかは存じていたのですが、この爪床扁平上皮癌なるものは、私えたばりゅ。初めての経験でして・・・。

ですので、気になったのでこの爪床扁平上皮癌について少し調べてみました

爪床扁平上皮癌(そうしょうへんぺいじょうひがん)とは

爪床扁平上皮癌とは、足指に発症する扁平上皮癌で遺伝性疾患の可能性がある腫瘍になります。扁平上皮癌の例に漏れず、この爪床扁平上皮癌も悪性腫瘍の一種で、主にシニア年齢を迎えた大型犬に多く、その中でも体毛の黒い個体に顕著に現れるといわれております。発症しやすい犬種は

  • ラブラドールレトリバー
  • スタンダードプードル
  • ジャイアントシュナウザー
  • ダックス系 など

体毛の色とこの腫瘍の因果関係については、まだ詳しいことは分かっていないようです。

症状として、患部の腫れ、びっこ、爪の割れなどが見られます。その進行性は腫瘍細胞でも早いようで、爪床を通じて周囲の骨などに浸透していくといわれております。ですので、上記のような犬種と共に暮らしておられる方は特に脚の指先には普段から注意を払っていただき、少しでもその様子がおかしいと感じましたらすぐに動物病院のほうへと連れて行ってあげてください。

初期の段階であれば、摘出部位も少なくて済みますが、発見が遅れると断脚(脚そのものの摘出)になることもあります。また、他の腫瘍と同じく転移もしますので、普段からその状態には注意を払っていただけましたらと思います。

骨肉腫とは

では、最初に私えたばりゅが疑った骨肉腫についても少し触れておきたいと思います。骨肉腫とはその名のとおり、骨の組織が癌化するもので、こちらも悪性の確率が非常に高い腫瘍になります。かかりやすい犬種として超大型犬が多く

  • グレートデン
  • 土佐犬
  • ボルゾイ
  • アイリッシュウルフハウンド など

また、発症例はこのような体の大きな犬種が多いですが、いわゆる小型犬といわれる犬種や発症例は犬よりも少ないですが、猫にも発症する腫瘍になります。

症状としては、びっこをひく、歩きたがらない、足の一部に触ると硬い腫れが出来るなどがあります。こちらの腫瘍もその進行速度は速いといわれており、普段からの状態には注意を払っていただく必要があります。また、あまり患部を刺激するとその進行性を高めてしまう場合がありますので、怪しい腫れを発見した場合はすぐに動物病院のほうへと連れて行ってあげてくださいね。

また、骨肉腫と診断された場合、断脚を余儀なくされることも多くあります。一見かわいそうではありますが、脚を一本失っても飼い主様の温かいケアさえあれば、その個体は生活にほぼ支障なく暮らすことが出来ます。命と容姿。どちらに重きをおくか。は言わずもがなですよね。

さいごに

いかがだったでしょうか。いや~~・・・腫瘍というものは本当に様々な場所で発生するのですね。思えば腫瘍ももとは細胞が変異したものですので、細胞があるところならばどこで発症してもおかしくはないということになりますね。幸いラム君は転移は認められなかったようですが、悪性ですので定期的な検査はしないとというところであります。人間と同じくペット達の腫瘍も早期発見がキモ。普段のモニターが本当に大事だということが改めて痛感することが出来ました。


というわけでお散歩はまたもうしばらくおあずけ(T▽T)

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

・・・いや~~~・・・それにしてもフォーおっさん、検査期間中は寿命が縮まる思いでした(T▽T)マズハヒトアンシン

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