こんにちは。えたばりゅです。
今回は特定動物というものについてご紹介しようと思います。
特定動物っていうのは、ザックリ申し上げると日本の法律で人に危害が及ぶ恐れのある動物たちのことなのですが、
- サメ
- スズメバチ
など私たちは一般的に出会うと注意しないといけない危険な動物っていうイメージですが、これらの動物たちは含まれていないんですね。
今回は同じように危険とされるような動物でも特定動物として飯山されない場合があるのか、特定動物となるその判断基準なども、バッチリご紹介しようと思いますので、是非ゼヒ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
特定動物とは?なんで、サメやスズメバチは含まれないの?その判断基準もバッチリ解決!
特定動物とは、日本の法令で定められている、動物愛護管理法の規定に基づき、私たち人間に
- 生命
- 身体
- 財産
に危険な影響を及ぼす可能性のある動物として、政令で定められている動物種を指します。まぁ、ざっくり言えば、人に対して危険な動物という事です。
具体的な動物例を申し上げると
- ライオンやトラなどの大型ネコ科動物
- オオカミ
- クマ
- バッファロー
- ゾウ
- サイ
- カバ
- ワニ
- オオアナコンダやキングコブラなどの大型ヘビや有毒種のヘビ
などなど。どの動物たちも納得のラインナップですよね。
では、この特定動物として判断される基準は、その危険性の他にどのようなものがあるのでしょうか。以下ではそれについてご紹介したいと思います。
特定動物に分類されるその判断基準
まず、どのようにして特定動物として分類されるのか、その判断基準をご紹介させていただきますと、動物たちが持っている武器となりえるものが人に対してどれほどの危険要素を含んでいるのかが検分されます。
その武器とは
- 毒
- 爪や牙
- 身体能力と体の大きさ
になります。そしてその動物の性質、攻撃性の有無を総合的に判断して特定動物として選定されているんですね。
となると、冒頭で申し上げた
スズメバチは時折人が死亡するほどの強い毒性を持っているし、サメの鋭い牙は時に人に致命傷を与えるほど危険なものになります。また、これらの動物の他にも、
- エイ
- シャチ
- オコゼ
- ムカデ
などといった動物たちも特定動物として分類されてもおかしくないんですが、これらの動物たちも特定動物とは分類されていません。エイの仲間はかなり毒性の強い鋭い毒針を持っていますし、シャチの攻撃力と体の大きさは十分特定動物として判断されそうな、威力を兼ね備えております。
また、オコゼやムカデといった動物も強い毒を持っていますし、多くの場合危険っていうイメージを持たれています。
では、これらの動物たちが特定動物に判断されないのは一体なぜでしょうか。実はこれにはもう一つ、特定動物として判断される選定要素に当てはまるか否かによって変わってくるんです。
特定動物とは個人が飼育する可能性が高いかどうかでも判断される
そうなんです。特定動物とは、個人が飼育動物、いわゆるペットとして飼育する可能性がどれだけ高いかどうかもその判断基準の一つとなっているんですね。
一般的にスズメバチやムカデをペットとして飼育されることはないとは言えませんが、可能性としては低いですし、また、ホホジロザメやイタチザメなど人を襲うようなサメも個人で飼育するには物理的、飼育的観点からもかなり無理があります。(こういったサメの仲間の飼育成功例は極めて少なく、水族館のような飼育環境が整った場所でもほとんど成功していません。)
また、元々生息圏が水中に限られる動物たちは、万が一逃走すると、他の人々に危険が及ぶという可能性も皆無なので、特定動物からは除外されているんですね。
また、犬はペットとして個人で飼育されている動物の代表的な一種ですが、その大きさによっては人に致命傷を与えるような攻撃力を持っている犬種は多くいます。
ですが、犬・・・いわゆるイエイヌに分類される犬たちは長年人が飼育しやすいように品種改良が繰り返されて、野生動物には分類されないため、犬たちも特定動物からは除外されています。
但し、土佐闘犬や秋田犬、グレートデンなどの犬種は都道府県によっては、特定犬として、飼育に厳しい基準が設けられている場合があります。
また、ウルフドッグ(狼犬)などのオオカミ(特定動物)とイエイヌ(非特定動物)の混血種は現在グレーゾーンで今後の動向によっては特定動物に指定される可能性もあります。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、特定動物という動物と、特定動物として分類されるその判断基準などを分かりやすくご紹介させていただきました。
一見危険なようでも、特定動物として判断されない動物たちがいるのはオドロキだったのではないでしょうか。でもその選定方法を考えれば確かに納得ですよね。
ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。