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サメとチョウザメの違いはココ!その違いを大きく分ける2つのわかりやすい特徴

こんにちは。えたばりゅです。

今回はサメとチョウザメの違いについて触れていきたいと思います。実はチョウザメは「サメ」っていう名前が付いているのですが、海に生息しているサメとは全く違う種類の魚類になるんです。

では、いったいどこが違うのか。両者の特徴を交えながら、それぞれが持つ特徴についてバッチリ分かりやすくご説明したいと思いますので、是非ゼヒ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

サメとチョウザメ 両者を分ける決定的な違いとは?それぞれの大きな2つの特徴を交えてバッチリご紹介!

サメもチョウザメも遥か古代から生息していた魚類で、恐竜が生まれた時代よりはるか昔に誕生し、恐竜時代を生き抜き、恐竜が絶滅した大異変にも耐え抜き、今日まで種をつないでいる、いわば生きた化石と称させる魚類たちです。

どちらもサメという名を冠していますが、チョウザメの仲間とサメの仲間はまさに似て非なる存在という言葉がぴったりな、全く別の種類になるんです。では、早速その違いについをご紹介していきましょう。

サメとチョウザメの決定的な違い1.エラの数

・・・最初に種類が違うって言ってるので、「1.」もへったくれもないんですが、振りやすい番号ということでご容赦を。

そうなんです。まずの大きな両者の違いとしては持っているエラの数なんですね。

こちらがサメの画像。

そして、こちらがチョウザメの画像

このようにサメは5対のエラ、もしくは種類によっては6対~7対と、複数のエラを持っていることで知られていますが、チョウザメのエラは他の多くの魚と同じく、エラは1対となっております。

ちなみに、深海に生息している魚類の中にギンザメという種類の魚がおりまして、このギンザメのエラの数は1対のみとなっているのですが、ギンザメもサメとは近縁であるものの、遥か恐竜時代以前の古代にサメと分化したことが分かっており、ギンザメもサメとは少し違った種類ということになります。

とはいえ、サメとチョウザメのように系統が全く異なるわけではないので、人間でいうところの遠い親戚みたいなものですけどね。

サメとチョウザメの決定的な違い2.軟骨魚類か硬骨魚類か

2つ目の大きな違いとして、サメとチョウザメが属している分類の違いがあります。サメはエイや、先ほど少しご紹介したギンザメと同じく、軟骨魚類に属する仲間。

方や、チョウザメは硬骨魚類に分類されているため、その骨質が全く違うんですね。では、軟骨魚類と硬骨魚類で分かりやすい違いは何かというと、化石として残るか否か。

サメは歯以外が軟骨で形成されているので、化石として残ることはほとんどありません。あの有名なメガロドンについても、歯ばかりの化石が出土し、体の骨格がほとんど見つかっていないのはコレが理由なんですね。

ただ、チョウザメについても硬骨魚類には分類されているものの、その骨格の大半については軟骨で形成されているので、私たちがよく知るタイやブリといった魚とは少し違った骨格をしております。

サイズや生態でサメとチョウザメを比較してみる

では、体格や生態など両者に違いはあるのでしょうか。そのあたりについて触れていきましょう。

サメとチョウザメのそれぞれの最大個体はどれくらいの大きさにまで成長するのか?

サメの最大個体は、もう超有名ですよね。サメの種類の中ではもちろん、全魚類の中でも最大となるジンベエザメ

ジンベエザメは約9m、時には10mを超え、現在正確な記録が残っている最大体長は約14m近くと、その大きさは中型クラスのクジラを凌ぐほどの大きさにまで成長します。

かたやチョウザメのほうもジンベエザメには一歩及ばないものの、最大種のオオチョウザメ(ベルーガ)は最大で約9m近くに達した個体の記録も残っており、淡水生活を送るものとしては間違いなく最大の大きさを誇る種類になります。

サメとチョウザメ、それぞれの生息環境の比較

サメは言わずもがな、どのほとんどの種が海を生活の場としており、中にはダルマザメのように水深3000m以上と遥か深海を主に生活の場としているサメもいます。

方やチョウザメは主に淡水域に生息しておりますが、その多くの種が海での生活も可能で、成長すると海に下り産卵期を迎えるとまた川に遡上する種類もいます。

サメについては、その多くは淡水では生きていくことができませんが、中には例外もおりまして、オオメジロザメという種類のサメは海水はもちろん、汽水、淡水での生息も可能で、海から3500kmもの上流で発見された例もあり、ちなみにホホジロザメと同じく、あの有名映画、ジョーズ制作の元になったとされるサメでもあります。

このように姿かたちが似ているという他、両者もかなり大型になる種がいる、明らかに純海水生、純淡水生と分けることができないことなども、両者が同じ種であるという誤解が生じやすい一因かなと思います。

最後に

いかがだったでしょう。今回はサメとチョウザメの違いについて一番大きな違いと思われる2つの特徴を厳選してお伝えさせていただきました。

両者共々、遥か昔から生きている種で、それに加え生活環境も異なるので全く違った容姿になってもおかしくないのですが、双方古代からほぼその姿を変えることなく、生きてきたことを考えるとあのフォルムにかなりの合理性があるのだろうなと思わずにはいられませんよね。

そして、サメもチョウザメも多くの種類が絶滅の危機に瀕しており、チョウザメの中にはつい最近絶滅してしまったとされる種類もいます。

是非ゼヒ、これから先も海や川で逞しく生きていってほしいものですよね。

では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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