魅惑の野生動物たち えたばりゅコラム

【死守!】幻の美しすぎるヒョウ アムールヒョウが本当に幻になりかかってる

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、美しすぎる猛獣の代名詞ともいえる、ヒョウ、その中でもアムールヒョウにスポットを当てて、その魅力はもちろんのこと、美しいがゆえに抱えているその現状なども、ご紹介したいと思います。

では、今回も最後までお付き合いいただければ幸いです。

アムールヒョウ 動物園での人気者は実は超絶絶滅が心配されていた!

まず、アムールヒョウのご紹介を軽くさせていただくと、英名を「Amur leopard」、もしくは「Siberian leopard」、学名を「Panthera pardus orientalis」という、ネコ科ヒョウ属に属するヒョウの仲間で、世界に散らばるヒョウたちの中の亜種として、現在ではロシアの沿海州、中国のごく一部の地域に生息しており、ヒョウの仲間に違わず、鹿やイノシシ、ウサギなどを捕食して生活しています。

日本では、アムールヒョウという和名の他、シベリアヒョウやチョウセンヒョウという別名もあり、比較的多くの動物園でも会うことができるので、ひょっとするとご存知かもしれませんね。

同じ地域に生息するアムールトラ(シベリアトラ)は他の生息地域に生息するトラたちよりも、体格が大きく、現状ではバーバリライオンと並びネコ科最大クラスの巨大さを誇っているのですが、アムールヒョウに関しては、インドヒョウやアフリカに生息するヒョウなどといった他の地域に生息するヒョウよりも大きいということはなく、体長約1.3m(尾の長さを加えると約2m)ほどの大きさになります。

他の地域とのヒョウとの違うアムールヒョウの特徴

では、アムールヒョウと他地域に生息するヒョウたちの違いはあるのか。ココについては、ほとんど見分けがつきません。ロシアや中国の奥地となると結構寒く、雪が多いイメージがあるので、ユキヒョウの様に体毛が白い姿を想像しますが、その体毛も他のヒョウたちと同じく、金色というか、オレンジというか、鮮やかな体毛に黒色の斑模様がある、美しい姿をしております。

ただ、やはり寒い地域に生息しているので、インドヒョウやアフリカに生息するヒョウと比べると、その体毛は長く密集しており、寒さがより厳しくなる冬にはその体毛の長さは7cmに達します。

こちらがアフリカに生息するヒョウ。

そしてこちらが、アムールヒョウ。いかがです?こうやって比較するとやっぱアフリカに生息してるヒョウはアムールヒョウと比較すると、ちょっとスマートな感じがしますよね。対して、アムールヒョウはなんかガッチリしてて、ジャガーを思わせるようなフォルムをしております。

これは、アムールヒョウの体毛の密集度が、他の地域のヒョウと比較しても、より密集していることがアムールヒョウが他のヒョウと比べてガッチリしている印象を受ける要因なんです。

ただ、これはアムールヒョウだけの特徴というわけではなくて、生息地域が一部重なるキタシナヒョウにもみられる特徴なんです。キタシナヒョウもアムールヒョウほどではありませんが、IUCN(国際自然保護連合)ではEN(絶滅危惧 ⅠB類)にランクされており、現在絶滅が危惧されているヒョウなんです。

絶滅が危惧されているネコ科動物の中でも特にその危険が高いアムールヒョウ

先ほど少しお伝えさせていただいた通り、多くの動物園でも会うことができるので、アムールヒョウの名前自体はキタシナヒョウと比べてもかなり認知度は高く、やっぱ華麗かつ優雅で勇猛で、カッコよく、尚且つ美麗すぎる動物なので、動物園の中でも超絶人気のある動物ではあるのですが、その名前とは裏腹に、野生下ではもうほとんどその姿を消してしまっているんです。

アムールヒョウは美しすぎる猛獣であるが故幻の動物となってしまった

野生下でのアムールヒョウが姿を消してしまった原因は、やはり多くの現在絶滅に瀕している野生動物たちと同じく、開発などによる生息地域の破壊が原因の一つなんですが、またそれと同時に、アムールヒョウやヒョウの仲間はじめ、ネコ科動物たちは本当に優美な姿をしていることで知られています。

こういった美しい姿というのが裏目に出てしまい、毛皮などを目的とした乱獲が続いてしまったんですね。もちろん現在は、絶滅が危惧されている動物として、多くの国々ではこういった絶滅危惧種の毛皮などを目的とする捕獲や殺傷は厳しく取り締まられているんですが、その需要は根強く残っていて、密猟や闇取引が後を絶たず、今なお多くの絶滅危惧種が殺されている現状が続いております。

絶滅危惧種たちの保護・保全の重要性が世界中で広まり、様々な保全プロジェクトが進行する中、中々その数が回復しないのは、この為なんですね。

また、加えてヒョウの仲間はじめ、ネコ科動物たちは捕食動物であるが故、現地では飼育動物や人間自身が襲われるなど、人間との摩擦も起きやすく、この辺りも急激に数を減らしている原因になっており、アムールヒョウはこのような影響を深刻に受けてしまった動物といえます。

現在分かっているアムールヒョウの生息数は非常にひっ迫しており、約50頭前後と推測(出典:WWF【世界自然保護基金】)されており、IUCNの絶滅危惧評価ランクでもCR(絶滅危惧Ⅰ A類)にランクされていて、依然予断を許さない状況が続いております。

このような状況下なので、生息地域であるロシアでも、アムールヒョウの個体の保全はもちろんのこと、アムールヒョウが生息していくために必要な生活環境の保全にも力を注ぎ、国も立ち入っての保護活動が薦められております。

こういった地道な保護活動が功を奏し、推測生息数が30頭余りとされていた2007年代よりも、その生息数は若干ではありますが回復傾向にあるんね。ただ、50頭ではまだまだ危険すぎる水準ですので、このまま何とか回復してほしいところであります。

最後に

いかがだったでしょう。今回は、自然下では幻の動物となってしまった、美しすぎる猛獣、アムールヒョウについてご紹介させていただきました。まだまだ予断を許さない状況が続いているものの、若干の回復傾向にあるのは、一筋の光というところですよね。

このまま、なんとか順調に生息数が安定水準に達するよう、絶賛応援していかねばですね。では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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