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【神秘の姿!】世界三大珍獣と呼ばれる動物たち

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、世界三大珍獣と呼ばれる動物たちをご紹介しています。是非ぜひその姿に癒されて頂ければと思います。

神秘の動物!世界三大珍獣に数えられる動物たち

現在世界には175万種もの生き物たちがこの地球上で暮らしていると考えられています。その中には、まだまだ未発見の動物・植物たちもひっそりと暮らしており、毎年のように新種の生き物たちが発見されていますよね。そんな今まで発見された動物たち、その見た目は、羨ましいほどカッコいい姿、世界の注目を一身に集めるような可愛い姿、もしくはまるでホラー映画から飛び出してきたかのような、恐ろしい姿などなど様々。

そんな数多いる動物たちの中でも、世界的にかなり珍しい、もっと言えば神秘的ともいえる姿をしている動物たちを3種総合して「世界三大珍獣」という括りで形容されているんです。

一体どのような動物たちが数多いる動物たちの中でも、世界的に珍しい動物の筆頭格として数えられているのか。

ではでは、早速その動物たちをご紹介していきましょう。

世界三大珍獣1.ジャイアントパンダ

もうジャイアントパンダに関してはほとんどの人がご存じであろう、世界的トップアイドルですよね。その愛らしい姿で世界中の人々を魅了してやまないその姿は世界三大珍獣の筆頭といっても過言ではないでしょうか。

黒と白のツートンカラーの姿はもとより、クマ科の動物としては珍しい、笹や竹などの植物を主食とするその食性、クマ科の動物の中では唯一、そして全生物の中でも比較的珍しい、モノを掴める構造になった前肢など、その可愛い見た目の他にも、世界三大珍獣に相応しい特性を持っているんです。

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世界三大珍獣2.コビトカバ

続いては、こちら。

え・・・カバってそんなに珍しいの?

って思われたのではないでしょうか。こちらは一般的に広く知られているカバではなく、コビトカバという種類のカバ。英語名を「Pygmy-hippopotamus」、学名を「Choeropsis liberiensis」といい、アフリカ大陸のごく一部の地域に生息しています。

画像を見る限り、ちょっと丸みを帯びているものの、全体のフォルムとしては私たちがよく知っているカバとさほど変わらない姿をしていますよね。

では、コビトカバのどのようなところが世界三大珍獣に数えられるほど珍しいのかというと、和名、英名からでもお察しの通り、その大きさ。コビトカバ、別名ミニカバの名の通り、体長は約1.6m、体高は約1m、体重約250kgほどと大型のイノシシほどの大きさで、オスの体重約2tに達するカバと比べると、約1/8程の大きさなんですね。

そんなコビトカバは発見当初、その容姿も似通っていることから、通常のカバの奇形個体と考えられておりましたが、もちろんそうではなく、カバが現代のような巨大な姿になる過程の姿をした、カバの祖先に近い原始的な特徴を持っているカバということが分かっているんですね。

そういうこともあって、現在では世界三大珍獣の一角として数えられているんです。

世界三大珍獣2.オカピ

世界三大珍獣のトリを飾るのは、その容姿だけでも、その筆頭に相応しいと言えるオカピ。アフリカのごく一部の森林地帯に生息していて、その神秘的な姿は森の貴婦人という別名もあるほど。

また、警戒心も非常に強く、不穏な気配を察知するとすぐに森の奥深くに姿を隠してしまうことかその神秘性に拍車をかけております。

このようなかなり珍しい姿をしているので、比較的新しい種と思われがちですが、オカピの種としての歴史は比較的古く、1000万年ほど前にその姿が地球上に表れて以来、その姿をほとんど変えていないことから生きた化石としても知られています。

神秘のオカピに関する詳しい記事はこちら

オカピ 森の貴婦人と呼ばれる幻想的な動物の超意外な事実とは!?

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それぞれが世界三大珍獣に数えられるもう一つの哀しい理由

このようにその容姿や生態など、様々な特性から世界三大珍獣に数えられるこの3種の動物たちなのですが、それに数えられる理由として、もう一つ哀しい理由があるんです。

それは3種共々絶滅危惧種であるということ。

世界自然保護連合(IUCN)が定めるレッドリストの区分では

  • ジャイアントパンダはVU(絶滅危惧種 Ⅱ類)
  • コビトカバはEN(絶滅危惧 ⅠB類)
  • オカピははEN(絶滅危惧 ⅠB類)

に区分されており、絶滅が心配されているんです。ジャイアントパンダは世界的にも保護活動が積極的になされており、WWFのロゴとしても起用されていることで、その危急性は知られておりますが、コビトカバ・オカピともに同じく絶滅危惧が危惧されていて、ランク的にはジャイアントパンダよりも深刻な状況なんですね。

コビトカバもオカピも珍しい動物という観点が仇となり、トロフィーハンティングや密猟の対象となっていて、更に生息地域の紛争や開発などの生息地域の破壊などがその状況悪化に拍車をかけております。

ただでさえ、幻とも形容されるほどに生息数が少ない3種の動物たち。本当に幻になってしまわないように、ガッチリ保護していかねばですよね。

最後に

いかがだったでしょう。今回は世界三大珍獣に数えられる神秘の動物たちをご紹介させていただきました。その理由の1つには悲しい理由もありますが、どの動物たちもその形容に相応しい神秘的な姿をしていたのではないでしょうか。ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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