動物雑学

世界を彩る超絶魅力溢れる国獣 そんなのも国獣になってるの!?

こんにちは。えたばりゅです。

今回はその国々で採用されている象徴の一つ、「国獣」にスポットを当ててみようと思います。

日本でも、国獣(国鳥)が定められていますが、世界各国には変わったといいますか、とても魅力的な動物たちも選定されているんですね。っていうか、中には動物の概念を飛び出した象徴も・・・

ではでは、早速ご紹介していくことにしましょう。

世界の超魅力的な国獣たち 中には神獣と呼ばれる動物も!

まず国獣とは?というところを簡単にご紹介させていただくと、その国を象徴する動物たちのことで、多くの場合は、その国に生息する代表的な動物が国獣に定められています。

ここでの象徴する動物という定義にはかなり広いカテゴリが含まれており、主としては哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫類といった種の動物たちがおり、また海に面した場所ではクジラやイルカ、カジキやウミガメなど、海に生息する動物たちが国獣として定められており、国によって1種類から数種類の動物たちがその国を代表する国獣として設定されております。

国獣として定められている種はフィリピンのフィリピンワシやインドのベンガルトラなど、特定されている動物たちもいれば、ワシやトラといった感じに複数種が含まれるカテゴリで設定されていることもあります。(ナイジェリア連邦共和国のワシ、ネパール連邦民主共和国のウシなど)

日本の国獣はどんな動物?

冒頭でチラッとお伝えしましたが、日本にももちろん国獣が定められており、日本では1種類の動物が国獣として定められております。

日本の国獣は雉(キジ)で、雉の仲間はユーラシア大陸や台湾など東南アジアにも広く分布している鳥で、現在では日本の雉もユーラシアに生息するコウライキジ(学名:Phasianus versicolor)の亜種とされる説が有力になっております。(日本の雉を独立種とする説もあり)

とはいえ、日本の雉は生息地域によって、また更に亜種に分かれておりますので、日本国はもちろんのこと、各市町村などでその地域を代表する「市町村の鳥」として設定されているんですね。

日本では国獣に設定されているのは、この現在のところ雉一種類ですので、国獣という表現は用いず、「国鳥」という表現を用いることがほとんどです。

日本の国獣(国鳥)に雉(キジ)が採用された理由

雉の他にも、雲雀(ひばり)や山鳥、鶯(うぐいす)、鳩(ハト)など数種類の動物たちが候補としてあげられたのですが、最終的に記事に落ち着いたとされております。

雉が選定された理由としては、

  • 雄鳥は羽毛が鮮やかで、桃太郎の鬼退治で犬や猿と共に強大な敵に立ち向かうことでも古来より語り継がれて(鬼退治に同行した記事の性別は不明)おり、実際の記事のオスも自分の縄張りを守るために他のオスと勇敢に戦うこと
  • 雌鳥は「焼野のきぎす(雉)、夜の鶴」とことわざで比喩されるとおり、とても母性愛が強いこと
  • 日本に固有の亜種が生息しており、多くの人になじみ深い鳥である事
  • 狩猟鳥として代表的な鳥であること

などといった理由を総合的に考慮されたうえで選定されたと考えられております。最後の理由は象徴する鳥を食べてしまうのってどうなのかなと思わないでもないですし、一説によれば国の象徴である国獣や国鳥を食べる文化があるのは日本だけということも言われたりしておりますが、まぁ・・・これについては複雑な要素を含みますので、また別の機会に触れることにしたいと思います。

※狩猟目的ではなくてもスペインの闘牛などのように、国獣として定められている動物を殺傷する国はあります。

え・・・日本の国獣って雉(キジ)だけなの!?「オオムラサキ」や「ニシキゴイ」は??

先ほど日本の国で設定されている国獣は国鳥である雉のみということをお伝えさせていただきましたが、蝶の仲間である「オオムラサキ」が国蝶に設定されていることやコイの仲間である「ニシキゴイ」が国を代表される国魚に設定されていることに疑問を感じられたことと思います。

実はオオムラサキやニシキゴイは国が公式に設定した種ではなく、日本昆虫学会全日本錦鯉振興会といった業界団体によって定められたものなんですね。

ですので、オオムラサキやニシキゴイが国として設定した国獣であるかどうかといわれると、これは残念ながら違うということになります。

とはいえ、オオムラサキやニシキゴイも古来より日本で親しまれている昆虫、魚類ですのでもちろん日本を代表する種であることには変わりないといえます。まぁ、人間にも国家の公認、資格なしでも超絶優れた実力者、猛者の方々はいますしね。

まぁ、このように日本の国獣のあれこれについても触れましたが、世界にも面白い特徴を持った国獣たちがたくさんいるんです。

世界の超絶魅力的な国獣たち

国獣はその国を象徴する動物ですので、ライオンやトラ、ヒョウ、チーター、ジャガー、ピューマ、クマ、オオカミやバイソン、サイ、ゾウ、ワシやハヤブサなどといった勇猛、強大なイメージを持つ動物種が多く選定されており、またオーストラリアのカンガルーやエミューのように、その国固有の動物たちが設定されていたりもします。

ではまずその国と動物がすんなり出てくるような国獣、「あ~・・・わかるわかる!」的な国獣たちの一例をご紹介しましょう。

その国のイメージとバシッとフィットする国獣たち

これから紹介する動物たちはもうこの国といえばこの動物!っていう感じになります。

  • 中華人民共和国:ジャイアントパンダ
  • オーストラリア連邦:カンガルー、エミュー
  • ニュージーランド王国:キウィ
  • ブラジル連邦共和国:ジャガー
  • チリ共和国、ボリビア異民族国、コロンビア共和国:コンドル(ボリビアではアルパカも国獣として設定)
  • インド共和国:ベンガルトラ
  • アメリカ合衆国:アメリカバイソン

などなど、またこの他にもアフリカ大陸の国々では

などといったアフリカを代表する動物たちが国獣として定められています。もうこの辺りの面々はいかにも!っていう感じですよね。

ではこれらの他にも、かなり魅力的な動物を国獣として定めている国をご紹介していきましょう。

犬(イエイヌ)猫(イエネコ)が国獣になっている国々

上記のように国獣というと、野生動物たちが選定されているイメージが強いですが、中にはイエイヌやイエネコに属する、いわゆるペットとして親しまれている動物たちが国獣になっている国もあるんですね。

  • クロアチア共和国:ダルメシアン(お馴染み101ワンちゃんのモデル犬)
  • アイルランド共和国:アイリッシュウルフハウンド(世界最大級の体高を持つ犬)
  • 北マケドニア共和国:サルプラニナッツ(体重約90kgに達するガードタイプの牧羊犬)
  • メキシコ合衆国:メキシカンヘアレスドッグ(メキシコ発祥のイエイヌ)
  • マルタ共和国:ケルタ・デル・フェネック(ファラオ・ハウンド)
  • イギリス:ブルドッグ
  • イギリス領マン島:マンクス(マンクス島発祥のイエネコ)

など。

牛や馬など飼養動物が国獣になっている国々

また犬や猫の他、ウシや馬などの飼養動物たちが国獣に指定されている国もあります。

  • ネパール連邦民主共和国:ウシ
  • ポルトガル共和国:オ・ガロ・デ・バルセロス(鶏)
  • サウジアラビア王国:馬(アラビア種)、ラクダ(フタコブラクダはわずかに野生種が生息)
  • スロベニア共和国:馬(リピッツァナー)
  • カナダ:馬(カナディアンホース)
  • イギリス領ガーンジー:ガーンジー牛

など。

絶滅種、神獣・伝説上の動物が国獣になっている国々

上記でご紹介した動物たちは野生動物であれ、飼養動物であれ、実在する動物たちには変わりないですが、その国によっては絶滅種、伝説上とされている動物や神獣、実在しない動物が国獣として定められている国もあります。

  • 中華人民共和国、ベトナム社会主義共和国:龍
  • ブータン王国:雷竜
  • ギリシャ共和国:フェニックス
  • インド共和国:ガルダ(ガルーダ)
  • ハンガリー:トゥルル(建国神話に登場する神獣)
  • スコットランド:ユニコーン
  • 北朝鮮:千里馬(翼を持ち一日千里を走る伝説上の馬。中国三国志演義に登場する赤兎馬や千里馬は汗血馬に由来するといわれている)
  • モーリシャス共和国:ドードー(モーリシャス島に生息していた絶滅した鳥)

など。また、リビア国、モロッコ王国で国獣に定められているバーバリライオンは長年絶滅種とされておりましたが、近年現存がわずかにモロッコで見つかっており、現在国を挙げての繁殖プログラムがなされております。

魅力的な国獣外伝 オブジェ

これまでにご紹介した動物たちは現存、実在、伝説といった、存在する(した)、しないなどの違いこそあれ、いずれも「獣」の分類に属していますが、これからご紹介するのは動物がモチーフになっている創作物、いわゆるオブジェになります。

  • スウェーデン王国:ダーラヘスト(ダーラナ地方発祥の伝統工芸品、ダーラナホースとも言われる)
  • シンガポール共和国:マーライオン(言わずと知れたシンガポールを象徴する上半身ライオン、下半身魚類の石像)

国獣と定義されるかどうかは別として、これらも立派な国を象徴する存在といえますよね。

最後に

いかがだったでしょう。今回は世界で定められている魅力的な国獣たちをご紹介させていただきました。実在する動物たちの他に絶滅した動物や、伝説上の動物、はては動物というカテゴリすら飛び出した存在がいることにはビックリだったのではないでしょうか。

ただいずれの象徴も、深ぼっていくと、やはり何かしらその国に所縁があるというところでしょうか。現存する動物たちについては是非ゼヒこれからも国の象徴として、力強くあり続けてほしいなと思う次第でございます。

ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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