魅惑の野生動物たち

世界のカリスマアイドル、ジャイアントパンダの知られざる4つのヒミツを暴露!

こんにちは。えたばりゅです。

今回は世界中のだれもが認めるといっても過言ではない、超絶スーパースター、我らがジャイアントパンダの魅力に触れつつ、あまり知られていないジャイアントパンダの秘密に迫っていきたいと思います。

その中にはひょっとして、ジャイアントパンダさんのイメージが大きく覆るような、不都合な真実もあるような、ないような・・・。ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

超人気ジャイアントパンダの知られざる4つのヒミツとは!?中には不都合な真実も?

ジャイアントパンダにつきましては、もう知らない方はいないほどの超絶有名なトップアイドルですので、ご紹介するまでもないかと思いますが、一応軽くジャイアントパンダのご紹介をさせていただくと、英名はそのまんまで「Panda」、学名は「Ailuropoda melanoleuca(アイルロポダ・メラノレウカ)」という、食肉目クマ科ジャイアントパンダ属に属するクマの仲間で、体長は約1.3mほど、他のクマの例にもれず、後ろ足で立ち上がることもでき、立ち上がったときは約1.7mほどになります。体重は約100kgほど。

かつてはベトナムやミャンマーなどの山岳部にも生息していたのですが、かの超有名な世界動物保護基金(WWF)のロゴマークでも使用されている通り、絶滅危惧種の代名詞的存在で、野生下での生息は中国のごく一部の山岳地帯を残すのみとなっております。

絶滅危惧の代表的な動物、そして世界でも注目されている動物のトップクラスに入る動物ということもあり、その保全活動は中国を中心に精力的に行われていて、喜ばしいことに個体数自体は回復傾向にあります。しかしながら、その数自体には飼育個体も含まれておりますので、野生下で暮らす個体たちは依然として油断はできない状況であります。目の前の数字に惑わされることなく、実を改善したいところですよね。

では、早速パンダのあまり知られていないヒミツをご紹介しようと思います。

秘密のパンダ1. 実は肉も食べる

パンダといえば、笹や竹をおいしそうに座りながら頬張っている微笑ましい映像を思い浮かべるのではないでしょうか。しかしながら、パンダさん。植物食傾向が強いとはいえ、多くのクマ科がそうであるように、ジャイアントパンダも雑食動物なんです。雑食という事は・・・そうなんです。そんなに頻度は高くないですが、パンダも他の生き物を捕食することがありまして、ネズミなどの小型の哺乳類、魚類、昆虫類なども食べたりするんですね。

中には、野生のジャイアントパンダが人里に下りてきて、家畜を襲うという事件も現地では稀にではあるものの発生しているんです。

・・・ちょっと驚愕ですよね。

秘密のパンダ2. 手(前脚)を器用に使う

パンダが、笹や竹を器用に前脚でつかんで食べている光景は動物園などでもなじみのある光景で、その可愛い姿は見る人すべてを癒してくれているといっても過言ではないですよね。実際パンダには親指のような突起が前肢についており、これを人でいう親指代わりにして器用に笹などの植物を掴んで口に運びます。このような芸当ができる動物は他のクマ科の動物はもちろんおらず、手(前脚)をこのように器用に使用できるのは、サルの仲間や私達人間のみとなります。

このように、クマ科の中でパンダのみが前脚を器用に使用できるようになった理由。それは、その食べるものが起因しております。前述した通り、パンダは肉食も行う雑食動物。これについては、間違いないですが、やはり多くの方がイメージされている通り、その主食は笹や竹類なので、笹や竹は栄養に乏しく、多くの量を摂取する必要があり、食べ物を効率よく摂取しやすいように親指のような突起が出来たと考えられています。パンダが常にものを食べているのはこのような理由があるからなんですね。

秘密のパンダ3. 可愛い。その理由

パンダ。いくら肉を食べるってわかっちゃっても、それでもやっぱりかわいいですよね。これについては、もはや曲げようのない事実。パンダを見ると、憎らしさや怒りが沸々とこみ上げて来たり、お家にあるパンダのぬいぐるみを嫌いな上司に見立てて殴打するなんてことはないはず。

実は私たち人間がパンダを可愛いと思うのにはその理由がいくつか隠されていて、例えば

  • 人に近い動きをすること
  • まん丸いフォルム
  • 歩き方や仕草が人間の赤ちゃんに似ている

等があります。先ほどお伝えしたように、パンダは前脚を使ってモノを器用につかむような仕草をするので、その姿が自分たちと似ている存在として無意識に親近感を覚えるんですね。また、人間は丸いものを可愛いと思う傾向があるので、ジャイアントパンダの姿や顔の模様などが逸れにバッチリ当てはまっているといえるんです。

それはやっぱり人に近い動きをするからだと思います。そして、丸っこいフォルム。人が可愛いと思う条件をあらかた満たしております。ですので、私たち人間の多くがパンダを可愛いと思う理由であると考えます。

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秘密のパンダ4. レッサーパンダとは全くの別種

パンダと聞くと、このジャイアントパンダの他にレッサーパンダもイメージしますよね。ジャイアントパンダ(大きいパンダ)という名前とレッサーパンダ(小さいパンダ)という名前。名前からすると、双方ともに同じ分類をされているかのようですが、実は全くの別種で、パンダはネコ目クマ科に属し、レッサーパンダはイタチ小目レッサーパンダ科に属します。ですので、レッサーパンダはどちらかといえば、アライグマやイタチなどに近い種なんですね。ですので、種としては別種という事になります。

ジャイアントパンダとレッサーパンダの違いについてはこちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、良ければこちらの記事もあわせてお読みいただけると幸いです。

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まぁ・・・アレです。可愛らしいのは双方ともに一緒なんですが。

最後に

いかがだったでしょう。今回は動物界の超カリスマスターパンダについて触れてみました。結構意外なヒミツがあったのではないでしょうか。そして、ジャイアントパンダは保全が進んでいるとはいえ、やはりその数は予断を許さない状況というのが正直なところ。遠くない将来、パンダの野生下の生息数が回復し、中国の山々では珍しくなく普通にみられるようになることが、本当の意味での生息数回復という事になるのかなと思います。誰もが認めるスターではありますが、伝説と化してしまわないようにしっかりと見守っていきたいものですね。

ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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