こんにちは。えたばりゅです。
今回は、世界に生息しているクマの仲間で元々冬眠しない年中無休のクマの仲間をご紹介したいと思います。愛嬌のある姿のクマやみんなに大人気のお馴染みのあの「クマ」も登場しますので、是非ゼヒ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
元々冬眠しないクマもいる!年中無休のクマさんたちとその理由をバッチリご紹介!
日本に生息しているクマの仲間である、ツキノワグマとエゾヒグマは自然下ではイレギュラーなことが起こらない限り、通常は冬眠するので、私たち日本人はクマは冬眠するっていう認識が強いですよね。
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日本に生息しているツキノワグマやヒグマの仲間は世界にも広く生息しているのですが、そんなツキノワグマ、ヒグマの仲間に加え、様々な種類のクマたちが生息しております。
そして、その中には、もともと冬眠する習性がないクマもいるんですね。ではでは、何で冬眠しないか、その理由をお話する前に元々冬眠しないクマの仲間をご紹介していきましょう。
もともと冬眠しないクマ1.メガネグマ
メガネグマは、南米大陸に生息している唯一のクマの仲間で、コロンビア、ペルー、ボリビアなどの主に標高が高い山岳地帯から、草原、砂漠と様々な場所に暮らす適応能力に優れたクマです。
体長はオスの平均で約1.5mほど、体重は約150kgとクマの仲間としては中型というところでしょうか。メガネグマの特徴は、その顔から首にかけての白い模様で、その模様が時にメガネをかけているようにも見えることから、メガネグマの和名が付きました。
食性は雑食で、木の実や小動物など様々なものを食べますが、日本のツキノワグマと同じく、普段は木の実や果実を食べる植物食傾向にあります。
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もともと冬眠しないクマ2.マレーグマ
マレーグマは、中国の南部から、インド、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナムなどアジアから中東にかけて生息するクマの仲間で、体長約1.2m、体重約50kgと、クマの仲間では最小のクマでございます。
食性は雑食で、木の実や果実、木の葉を食べたり、20cm以上もある長い舌を器用に使って、アリなどの節足動物を舐めとったりして食べております。
小柄で、性格もクマの中では比較的穏やかなことから、日本の動物園でもよく出会えるクマとして知られています。
なんか愛嬌あって可愛いでしょ。僭越ながら、私もめちゃくちゃ好きなクマの種類の一つなんですよ。
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もともと冬眠しないクマ3.ナマケグマ
ナマケグマはインド、ネパールなどに生息しているクマの仲間で、スリランカにも小型のナマケグマの亜種が生息しております。インドやネパールに生息するナマケグマの体長は約1.5m、体重は約100kgほどとクマとしては中型サイズで、食性は雑食、木の実や花、昆虫や鳥のタマゴ、ハチミツなどを食べております。
日本にいるツキノワグマと同じく木登りが得意なクマで、その長い爪を使い器用に木の枝にぶら下がったりすることも可能です。その姿が、南米に生息しているナマケモノを彷彿とさせることから、Sloth Bear(Slothはナマケモノの英名)と呼ばれるようになり、日本でもそれにちなんで、ナマケグマと呼ばれるようになりました。
実際のナマケモノはその動き自体もかなりスローですが、ナマケグマはその名前とは裏腹に、かなりアクティブに動き回り、時には100㎢もの距離を移動することもあるんですね。
また、ナマケグマは子育ての際、赤ちゃんをおんぶして移動するクマの仲間では変わった習性を持っています。
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もともと冬眠しないクマ4.ジャイアントパンダ
ジャイアントパンダはもう、ご紹介するまでもないほど有名ですよね。その愛くるしい姿で、日本はもちろん世界中を魅了している国際的アイドルです。
そのジャイアントパンダですが、生息地はその知名度とは裏腹にかなり限定的になってしまっており、中国の四川省や甘粛省などの山深い山林地帯にのみ、生息しております。
元々は北京から、ミャンマー、ベトナムなどの広い範囲に生息しておりましたが、生息地域の破壊などにより、徐々に住む場所を追われ、現在では絶滅危惧種に指定されております。世界動物保護基金(WWF)のロゴとしても有名ですよね。
体長は約1.3m、体重は約100kgと、クマの仲間では中型になり、動物園などでもおなじみですが、普段は笹や竹を主食としております。ただ、ジャイアントパンダも他のクマと同じく、食性は実は雑食。昆虫や小動物などといったたんぱく源も糧とすることがあります。
ちなみに中国で飼育されているジャイアントパンダたちは、笹や竹だけでなく、肉や野菜なども給餌されています。
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いかがでしょう。世界には結構冬眠しないクマがいるでしょ?でも、なんでこれらのクマたちは冬眠しないのでしょう。では、その理由をご紹介していきたいと思います。
メガネグマ、マレーグマ、ナマケグマ、ジャイアントパンダが冬眠しない理由
上記でご紹介した、メガネグマやジャイアントパンダが冬眠しない理由としては、冬眠する必要がない事にあります。
クマが冬眠する理由の一つとして、冬に確保できるエサがほとんどなくなるので、秋に栄養を蓄え、エサが多くなる春まで冬ごもりするのですが、マレーグマ、ナマケグマが生息している地域は通年通して、エサの確保が可能であり、メガネグマはその時期によって食べるエサを変更し、その時期に確保できるエサを食べることができます。
また、ジャイアントパンダが生息している地域は、冬は厳寒ともいえる非常に厳しい季節なのですが、ジャイアントパンダの主食である竹や笹は通年通して、枯れることがない為、ジャイアントパンダも冬眠する必要がないんですね。
そして、冬や寒い、というワードが似合うクマというと外せないクマさんがいますよね。
ホッキョクグマって冬眠するの!?
ホッキョクグマが生息する場所はロシア北部、アラスカ、カナダ北部、北極圏といった極寒の地。そして、ホッキョクグマは厚く氷が張る冬に積極的に動き回り、アザラシやシロイルカなどの動物を探して捕食します。
ですので、冬に冬ごもりしていては、一番獲物に巡り合いやすい時期を逃してしまうんですね。となると、冬眠しないの?って言われると、そうでもなくてですね。
ホッキョクグマも他の冬眠する熊たちと同じく、出産は冬ごもりの時期に行います。ですので、妊娠したメスはホッキョクグマも冬眠することで知られています。
ちなみに余談ですが、冷たい雪の中で冬眠する哺乳類は、現在知られている中では、ホッキョクグマと、北海道などの生息しているコテングコウモリの2種のみなんですね。
また、こちらは厳密には冬眠と呼べるか少し疑問が残るのですが、カナダ北西部のハドソン湾周辺では、7月から11月にかけて海の氷がほとんど溶けてしまうため、その近辺で生息しているホッキョクグマは狩りを行うことができず、ほとんど食べ物を摂取できないこともあります。
ですので、この時期は活動はしているものの、その代謝は押さえられ、体温も低下し冬眠状態と同じようになってエネルギー消費を抑えることが最近分かってきました。にもかかわらず、普通に歩いたりするので、「歩く冬眠」などと呼ばれたりしております。
このように地域によっては驚くべき方法で、過酷な時期をしのぐホッキョクグマもいるんですね。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、元々冬眠しないクマたちのご紹介と冬眠しないその理由をご紹介させていただきました。
いや~・・・それにしても、種類によって過酷な時期を冬眠という方法で凌いだり、場所によってはその必要がなかったり、中には歩きながら冬眠するなんて言う超ツワモノもいたり、本当にクマたちはじめ、動物たちの生きようとする力は素晴らしいものがありますよね。
私もクマたちをお手本にして、様々な環境にもしっかり対応できるようにならなければです。
ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。