こんにちは。えたばりゅです。
こちらでは、日本に住む固有種（亜種含む）の昆虫、甲虫（コウチュウ）「タマムシ科」に属する「ルリタマムシ亜科」、「タマムシ亜科」、「ツツタマムシ亜科」のタマムシの仲間をご紹介しております。
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日本固有種の昆虫たち【コウチュウ目タマムシ上科タマムシ科編】
レッドリスト区分については環境省が定める区分に則り掲載しておりますので、IUCN（国際自然保護連合）が定める区分とは相違がある場合があります。
また「【-】（ランク外、未評価）」に分類されている種においても、その多くの種が各地域別では準絶滅危惧以上の懸念があります。
詳しくは環境省が発信している日本のレッドデータ検索システムをご覧ください.
保全状況の区分けカテゴリに関する詳細はこちらでお伝えしております。
IUCN（国際自然保護連合）が定める保全状況の種類を分かりやすくご紹介
尚、種別の生息地につきましては、例外を除き、自然分布の地域を掲載しておりますので、現在生息地ではあるものの、人為的要素が絡む地域などは記載していない場合があります。
日本の固有種【昆虫 コウチュウ目】タマムシ科ルリタマムシ亜科
タマムシ上科の英名：Jewel beetle、Metallic wood boring beetle
タマムシといえば、ヤマトタマムシに代表されるような鮮やかな美麗昆虫という印象がありますが、タマムシ科の仲間の中には目立たない色をしたタマムシたちも多数おります。
ルリタマムシ属
ヤマトタマムシ男女亜種【大和玉虫男女亜種】（Chrysochroa fulgidissima adachii）
- 体長：約３ｃｍ
- 生息地：長崎県男女群島
- 環境省が定める保全状況：【-】
ヤマトタマムシ奄美・沖縄亜種【大和玉虫奄美・沖縄亜種】（Chrysochroa fulgidissima alternans）
- 体長：約３ｃｍ
- 生息地：鹿児島県奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄県本島、久米島
- 環境省が定める保全状況：【-】
※ヤマトタマムシ基亜種は日本列島の他、アジア圏にも生息しております。
キンヘリタマムシ属
ハビロキンヘリタマムシ【羽広金縁玉虫】（Poecilonota nipponensis）
- 体長：約３ｃｍ
- 生息地：岩手県、群馬県、長野県
- 環境省が定める保全状況：【-】※生息地の２か所で絶滅危惧指定
クロホシタマムシ属
キュウシュウクロホシタマムシ日本亜種【九州黒星玉虫日本亜種】（Poecilonota nipponensis）
- 体長：約１ｃｍ
- 生息地：九州、鹿児島県屋久島、奄美大島、沖縄県本島
- 環境省が定める保全状況：【-】
Tokaranodicerca属
キンモンフタオタマムシ【金紋二尾玉虫】（Tokaranodicerca nishidai）
- 体長：約３ｃｍ
- 生息地：鹿児島県中之島
- 環境省が定める保全状況：【-】
アマミキンモンフタオタマムシ【奄美金紋二尾玉虫】（Tokaranodicerca shimonoi）
- 体長：約３ｃｍ
- 生息地：鹿児島県奄美大島
- 環境省が定める保全状況：【-】
アマミキンモンフタオタマムシは新種につき、今後ほかの周辺列島などの地域で発見される可能性があります。
日本の固有種【昆虫 コウチュウ目】タマムシ科タマムシ亜科
ヒメヒラタタマムシ属
アマミヒメヒラタタマムシ【奄美姫平玉虫】（Anthaxia arakii）
- 体長：約０．５ｃｍ
- 生息地：鹿児島県屋久島、中ノ島、奄美大島、徳之島
- 環境省が定める保全状況：【-】
オキナワヒメヒラタタマムシ【沖縄姫平玉虫】（Anthaxia ihanatumi）
- 体長：約０．５ｃｍ
- 生息地：沖縄県本島、伊平屋島、大東諸島
- 環境省が定める保全状況：【-】
ヤエヤマヒメヒラタタマムシ【八重山姫平玉虫】（Anthaxia moya）
- 体長：約０．５ｃｍ
- 生息地：沖縄県石垣島、西表島
- 環境省が定める保全状況：【-】
クロヒメヒラタタマムシ北海道亜種【黒姫平玉虫北海道亜種】（Anthaxia reticulata aino）
- 体長：約０．５ｃｍ
- 生息地：北海道から関東地方近郊
- 環境省が定める保全状況：【-】
クロヒメヒラタタマムシ中部地方亜種【黒姫平玉虫中部地方亜種】（Anthaxia reticulata shinano）
- 体長：約０．５ｃｍ
- 生息地：中部地方地方近郊
- 環境省が定める保全状況：【-】
クロヒメヒラタタマムシ本州西部亜種【黒姫平玉虫本州西部亜種】（Anthaxia reticulata yamato）
- 体長：約０．５ｃｍ
- 生息地：本州西部地方
- 環境省が定める保全状況：【-】
クロタマムシ属
クロタマムシ琉球亜種【黒玉虫琉球亜種】（Buprestis haemorrhoidalis arakii）
- 体長：約１．５ｃｍ
- 生息地：鹿児島県奄美大島、沖永良部島、沖縄県本島
- 環境省が定める保全状況：【-】
アカヘリミドリタマムシ【赤縁緑玉虫】（Buprestis splendens niponica）
- 体長：約１．５ｃｍ
- 生息地：本州、九州、東京都伊豆諸島の一部地域
- 環境省が定める保全状況：【-】
アオタマムシ属
アオタマムシ【青玉虫】（Eurythyrea tenuistriata）
- 体長：約２ｃｍ
- 生息地：本州から九州にかけて
- 環境省が定める保全状況：【-】
ムツボシタマムシ属
アムールムツボシタマムシ日本亜種【青玉虫】（Chrysobothris amurensis ohmomoi）
- 体長：約２ｃｍ
- 生息地：中部地方から兵庫県の一部地域
- 環境省が定める保全状況：【-】
オガサワラムツボシタマムシ基亜種【小笠原六星玉虫基亜種】別名：オガサワラムツボシタマムシ父島列島亜種（Chrysobothris boninensis boninensis）
- 体長：約１ｃｍ
- 生息地：東京都小笠原諸島（父島、兄島、弟島、聟島）
- 環境省が定める保全状況：VU（絶滅危惧 Ⅱ類）
オガサワラムツボシタマムシ母島亜種【小笠原六星玉虫母島亜種】（Chrysobothris boninensis suzukii）
- 体長：約１ｃｍ
- 生息地：東京都小笠原諸島（母島、姪島）
- 環境省が定める保全状況：CR（絶滅危惧 ⅠA類）
カクムネムツボシタマムシ【角胸六星玉虫】（Chrysobothris chrysostigma yezostigma）
- 体長：約１．３ｃｍ
- 生息地：北海道から青森県にかけて
- 環境省が定める保全状況：【-】
ヤマムツボシタマムシ【山六星玉虫】（Chrysobothris chrysostigma igai）
- 体長：約１ｃｍ
- 生息地：本州から九州にかけて
- 環境省が定める保全状況：【-】
オオムツボシタマムシ【大六星玉虫】（Chrysobothris chrysostigma ohbayashii）
- 体長：約１ｃｍ
- 生息地：本州から九州にかけての一部地域、長崎県対馬、鹿児島県屋久島
- 環境省が定める保全状況：【-】
アマミムツボシタマムシ【奄美六星玉虫】（Chrysobothris chrysostigma ohnoi）
- 体長：約１ｃｍ
- 生息地：鹿児島県トカラ列島一部地域、奄美大島、徳之島
- 環境省が定める保全状況：【-】
オキナワムツボシタマムシ基亜種【沖縄六星玉虫基亜種】（Chrysobothris saliaris saliaris）
- 体長：約１ｃｍ
- 生息地：鹿児島県沖永良部島、沖縄県本島、伊平屋島、慶良間諸島の一部地域
- 環境省が定める保全状況：【-】
オキナワムツボシタマムシ八重山亜種【沖縄六星玉虫八重山亜種】（Chrysobothris saliaris yaeyamana）
- 体長：約１ｃｍ
- 生息地：沖縄県石垣島、西表島
- 環境省が定める保全状況：【-】
ヒメタマムシ属
イリエヒメマルタマムシ【艶姫丸玉虫】（Kurosawaia yanoi）
- 体長：約０．７ｃｍ
- 生息地：沖縄県石垣島、西表島、竹富島、与那国島
- 環境省が定める保全状況：【-】
ツヤヒメマルタマムシ属
ツヤヒメマルタマムシ（Kurosawaia iriei）
- 体長：約０．５ｃｍ
- 生息地：東京都小笠原諸島
- 環境省が定める保全状況：NT（準絶滅危惧）※東京都ではVU（絶滅危惧 Ⅱ類）指定
日本の固有種【昆虫 コウチュウ目】タマムシ科ツツタマムシ亜科
ツブタマムシ属
オオシマツブタマムシ基亜種【大島粒玉虫基亜種】（Paratrachys princeps princeps）
- 体長：約０．２ｃｍ
- 生息地：鹿児島県奄美大島、徳之島
- 環境省が定める保全状況：【-】
オオシマツブタマムシ沖縄・石垣亜種【大島粒玉虫沖縄・石垣亜種】（Paratrachys princeps chujoi）
- 体長：約０．２ｃｍ
- 生息地：沖縄県本島、石垣島
- 環境省が定める保全状況：【-】
オオシマツブタマムシ与那国島亜種【大島粒玉虫与那国島亜種】（Paratrachys princeps chujoi）
- 体長：約０．２ｃｍ
- 生息地：沖縄県与那国島
- 環境省が定める保全状況：【-】
こちらは随時更新中です。新しい発表や新しい種の発見、または種の追加があり次第アップさせていただきます。