個性あふれる日本在来種たち

ミサゴの狩りがダイナミックで、それでいて優雅すぎるヒミツに迫る!

こんにちは。えたばりゅです。

今回は日本の水辺の頂点捕食者に君臨するミサゴという猛禽類の、その見事な狩りを中心に、その生態へと迫っていきたいと思います。

その名前はクマタカやイヌワシ、ハヤブサと比べると少し知名度は低いかもしれませんが、ミサゴはこういった猛禽類と比較しても勝るとも劣らないような、カッコ良いフォルムと頂点捕食者に相応しい実力を兼ね備えた魅力的すぎる猛禽類なんですね。

では、早速その魅力に迫っていきたいと思います。

水辺の王者ミサゴの豪快で優雅すぎる狩りの実力に迫る!

まず、ミサゴとはどういった鳥なのか、簡単にご紹介させていただくと、学名は「Pandion haliaetus」という、タカ目ミサゴ科に属する猛禽類で、タカ目の中でも比較的大型で、翼を広げた翼開長は大きいもので、約1.8mにもなります。

その生息範囲はかなり広く、五大陸のうち、南極大陸を除くすべての大陸に生息しており、日本でも通年を通してみることができる留鳥として知られています。

英名では様々な呼び名があり、「Osprey(オスプレイ)」のほか、「Sea Hawk」や「Fish Eagle」、「Fish Hawk」などとも呼ばれております。この英名の通り、ミサゴは魚を主に獲物としているんですね。日本でも「魚鷹(うおたか)」という別名もあるほど。

ただ、狩りの対象は魚のみに特化しているというわけではなく、他の鳥類や爬虫類なども捕食したりします。

このような食性から、ミサゴは主に海岸や河口付近、大きな河川、湖、池や沼などがある場所を好んで生活拠点としており、その地域の頂点捕食者として君臨しているんですね。

クマタカが森の王者ならば、さしずめミサゴは水辺の王者といったところでしょうか。

ミサゴの狩りの手法

ミサゴは樹上から水面を見据えたり、上空を旋回しながら獲物となる魚などを探します。そして獲物を見つけると、まず空中でホバリング状態になり、獲物との距離と焦点を合わせ、照準を定めると猛然と水中へと急降下します。

そして水面につく直前に鋭い鉤爪を前に出し、獲物となる魚を正確にとらえるんですね。

この動画ではミサゴが見事にゲンゴロウブナを捕える様子が捕えられておりますので、ご紹介しておきます。

いかがです。ダイナミックで、それでいて華麗で優雅すぎるでしょ。今回ご紹介した動画でもミサゴは脚だけでなく、体全体が水中に入っている様子が映し出されておりますが、このように時には水中に飛び込んで、魚を捕えることもあるんです。

このようにドップリ水に入っても差し支えないよう、ミサゴの羽毛は油分で覆われており、水を弾く構造になっているんで、羽毛が水に濡れて飛べなくなってしまうということはなく、また鼻にも弁があって、水の侵入を防ぐ構造になってるんですね。

ミサゴの見事すぎる狩りの実力のヒミツは猛禽類でミサゴのみが持つ特徴

ミサゴがこのように魚などの獲物を見事にとらえ、水辺の王者として君臨しているその実力のヒミツはどこにあるかといいますと、ミサゴの脚にあるとされます。

もちろん、上空から正確に獲物をロックオンするその目と、大型猛禽類にもかかわらず、ホバリングを可能にする強力な筋力を持った翼もそうなんですが、ミサゴを強力な実力を備えたハンターに成しているのは、この脚が一番の要因と考えることができます。

というのも、他の猛禽類たちの脚は、前方に向いた3本の指と後ろ向きの1本の指、合計4本で構成されております。

ミサゴの脚の指も4本である事は他の猛禽類と同じなんですが、ミサゴの4本の指のうち、1本は後ろ向きに反転させることができるんですね。

つまり、他の猛禽類が3本の前向きの指と後ろ向きの1本の指で獲物をつかむのに対し、ミサゴは前2本、後ろ2本という形が可能で、他の猛禽類より安定した形で獲物をつかむことが可能なんです。

こちらちょっと分かりにくくて申し訳ないですが、1本の指が反転している様子がうかがい知れる画像になります。

これは、滑りやすい魚をより確実にとらえるために進化したといってもいい、猛禽類ではミサゴだけの特徴で、この特殊な指に加え、それに生えた猛禽類の名に恥じない、4つの鋭い鉤爪を備えた強靭な握力でガッチリ魚は捕えられてしまうというわけなんですね。

ちなみに魚を主に狩る猛禽類の中に、アフリカに生息するサンショクウミワシという、これまた強力なワシがいるのですが、こちらのほうにはこういった特徴は見られません。

最後に

いかがだったでしょう。今回は、水辺の王者、ミサゴのその狩りの実力のヒミツと生態に迫ってみました。それにしても、ミサゴ特有の足の指ももちろん驚愕といえるのですが、大きなミサゴがホバリングできるっていうのはオドロキでしたよね。もしかしたら、あのオスプレイもホバリング可能なミサゴにちなんで、命名されたのかもしれません。

オスプレイは日本では色々と話題に上ったのでアレですが、本家のオスプレイほうは見事な飛行技術と狩りの手法を持ち合わせた素晴らしすぎるハンターといえますよね。

ただ、ミサゴはクマタカほど危急性はないものの、現在日本では数が減少しつつあり、環境省が定めるレッドデータではNT(準絶滅危惧)に分類されているんです。

手遅れにならないうちに、しっかり水辺の王者の繁栄を手助けしていかないとですよね。

ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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