ロマンのかたまり 古代生物 えたばりゅコラム

【絶滅種生存説】メガロドンやジャイアントモアなどの古代生物が生き残ってると囁かれるその理由とは!?

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、一部の生き物たちに今もなお囁かれる絶滅種の生存説に触れてみたいと思います。果たして、メガロドンやジャイアントモアといった太古に生きた古代生物たちは、まだひっそりと地球のどこかで生きながらえているのか。。。。

ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

絶滅種生存説 メガロドンやジャイアントモアは今もなお生きている?絶滅種の生存がささやかれるその理由とは

絶滅種とは、ご存じの通り、化石や文献などを基にして、過去に生存していたものの、何らかの理由で、その種全体が死に絶え、現時点では生存していない生物のことで、絶滅というフレーズを聞いて、一番イメージされるのはやはり恐竜ですよね。

現代まで分かっているだけでも、なんと50億~500億に上る生物が地球が誕生して以来、誕生、そして絶滅してきたとされています。

出典:WWF(世界自然保護基金) 絶滅とは?その歴史

そんな中で、科学が飛躍的に進歩した現在でも、まことしやかにささやかれるのが、絶滅種が今なお、地球のどこかでひっそりと生きているという生存説。そもそもなんで、一度絶滅した種がまだ生存しているというように考えられるのでしょうか。

一部の絶滅種が未だ生存していると考えられている理由

実は、少し前に「絶滅と野生絶滅の違いを超絶分かりやすく説明!」の記事でもお伝えさせていただいた通り、絶滅っていうのは、国や行政などの公的機関がその生息地域の隅から隅までを調べ尽くして、その種がもう生存していないっていうことを確認しているわけではなくて、その種の姿はもちろん、死骸、巣営、糞などといった痕跡も見つからない期間が長期間に渡り続いたときに、絶滅したと定義づけ、その種の絶滅を宣言するんです。

なので、一度絶滅宣言がされた種がまた再発見されるっていうことも稀にあるんです。その代表的な例としては、シーラカンスが超有名ですが、他にもバーバリライオンというライオンの亜種やピグミーメガネザルなどの陸生動物も再発見をされているんです。

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このように、絶滅宣言がなされたからといって、必ずしもその種が死に絶えたということにはならず、人の目をかいくぐって、ひっそりと生きながらえていることがあるんですね。ただ、非常に稀な例ではあるのですが。

このようなこともあり、古代生物を中心に絶滅してしまったとされる種がまだ生存しているという説が囁かれていたりするんです。

では、生存説がささやかれている動物たちとは一体どのような動物たちがいるのか、そのあたりについて触れてみましょう。

生存説がささやかれている絶滅動物たち

一度絶滅したとされながらも、生存していると考えられている種はメガロドンを筆頭に多くいましてですね。その一例をご紹介すると

  • ハーストイーグル:ニュージーランドに生息していた翼開長3mにも及ぶ猛禽類(1500年代に絶滅)
  • ジャイアントモア:ニュージーランドに生息していた、体長3.5mの巨大な飛べない鳥(1400~1500年に絶滅)
  • メガラニア:約4万年前に生存していた、体長7mにも及ぶオオトカゲ
  • フクロオオカミ:タスマニア島に生息していた、オオカミに酷似する有袋類(1900諸島に絶滅)
  • ティタノボア:約6000万年前のアマゾンに生息していた体長10mを超えたとされる巨大なヘビ
  • ニホンオオカミ、エゾオオカミ:ハイイロオオカミの亜種という説がある日本に生息していたオオカミ(1900年初頭に絶滅)
  • ステラーカイギュウ:ベーリング海に生息していた体長7m超の巨大なジュゴンの仲間(1700年代に絶滅)

など、多くの種がまだ絶滅せずに生き残っているというように考えられていることもあるんです。ただ、その生存を示唆するとされる証拠においては、それに至るには乏しい目撃情報、画像や動画が多く、こういった生存を示唆する情報も、現存する動物や流木、倒木などの誤認で、生存を決定的なものとする科学的根拠を立証するまでには至っていないんです。

このように、その生存説には少しあいまいな部分も残るものが多いので、UMA(未確認生物)の一部にもこういった絶滅種の生存説が関係していて、

  • ネッシーやイッシー:恐竜時代に生息していた首長竜類と思しき海生爬虫類の生き残り
  • ビッグフット:約30万年前に絶滅した体長3mもの巨大な類人猿ギガントピテクスの生き残り、もしくは新種の霊長類

などが実在支持意見の一部の意見として、絶滅種の生き残りであると考えられています。

こうしてみると、絶滅種の生存説がささやかれている動物たちは巨大な動物、そして性質やそのフォルムが精悍な動物が多いですよね。ですので、生存説がささやかれている背景には、上記で挙げた絶滅の定義づけとは別の部分にある、「巨大で誰も見たことない生物をこの目で見たい」という、感情の部分もその多くを占めているのかもしれませんね。

また、フクロオオカミやニホンオオカミ、ジャイアントモアやハーストイーグルといった例は、人間が絶滅の要因を作った動物でもあります故、見たいという好奇心的感情の他、「何とか生き残っていて欲しい」という、好奇心とは別の贖罪意識にも似た切なる感情もあるのかなと思います。

最後に

いかがだったでしょう。今回は、今もなお、生存がささやかれる絶滅種の生存説にスポットを当ててみました。種が存続するための条件や現在の人間の活動範囲などを考えると、残念ながら生き残っている可能性は低いと思うのですが、僭越ながら、私もこういった説には賛成の一人で、特に人間が原因となって絶滅してしまった種には、何とか生き残っていて欲しいと思っております。

ただ、それと同時に、もし生き残っていたなら、このまま見つからずに、ひっそりと暮らしてほしいという矛盾した感情もあったりしてですね。もちろんこういった種が、もしも再発見されれば、手厚い保護はなされるでしょうが、それと同時に「自由」という野生動物が野生動物であるべき非常に大事なものが失われる可能性があるのも事実。

まぁ、この辺りはアニマルシェルターに勤務していた者のジレンマかもしれませんね。

スイマセン。個人的な意見でした。ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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