こんにちは。えたばりゅです。
今回は動物たちに付けられた和名の中でも、その動物たちには申し訳ないのですが、思わずクスっと笑ってしまうような、面白い和名がつけられている野生動物たちをご紹介しようと思います。なんといいますか・・・どの名前も思わず改名申請してあげたくなりそうなほど、シュールで変な名前が登場しますので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
改名要請必至!?超絶シュールで面白い名前の動物たち8選
現在、地球上では数多くの動物達が暮らしており、毎年新種が発見されています。新種が発見される確率は、やはり昆虫のような小さな生き物達が多いですが、中には鯨のような大きな動物の発見例もあり、まだまだ地球上には人知れず、ひっそりと暮らしている生き物達がたくさんいるといわれております。
そして、新種たちは発見されると、その種には学名の他に呼びやすい名前がつけられるわけですが、日本人がその種を呼称するための、いわゆる標準和名にはけっこうド直球というか・・・破壊力バツグンの名前の持ち主達がけっこういらっしゃいます。
では、早速そんなシュールすぎる名前を付けられてしまった動物たちをご紹介していきましょう。
超絶シュール!変な名前の動物1.ハダカデバネズミ
自然界では強烈なインパクトを持つ名前の方々が数多おられますが、やはりトップバッターはこの方を差し置いて他にはいないかと。
ハダカデバネズミはアフリカ西部に生息しているネズミの仲間で、主に穴の中で暮らす動物です。小さいながらもその習性は非常に卓越したものを持っており、見事な社会性特徴を持っていてですね。個体によって、その役割が決められており、私たち人間と同じく、社会性を持って生きる動物としても知られています。
また、ネズミの仲間の中では非常に長寿で、平均的なネズミたちの寿命は約2~3年ほどですが、ハダカデバネズミはその約10倍長く生きた記録があります。また、野生個体はガンにかからないといった、健康・寿命面でも非常に注目されている種でもあります。
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そんな、スーパークリーチャー感満載のハダカデバネズミさんですが、お名前はこんな感じで、見た目そのままが名前になった非常にシュールな名前となってるんですね。
超絶シュール!変な名前の動物2.エッチガニ
ヒラツメカニと呼ばれる、ワタリガニ科のカニの地域名称です。体長10cmほどのカニで、なんでこのようなピンキーかつ、シュールな呼び名がついたかというと、甲羅の模様がアルファベットのHに似ているから。
海生のカニで、分布は北海道以南から、東シナ海までの海。ワタリガニ科の類にもれず。その肉は美味しいようで、味噌汁などで親しまれています。その地方によっては、このようなシュールな別名で呼ばれています。
超絶シュール!変な名前の動物3.キタマクラ
フグの仲間といえば、この不吉感極まりないこの名前もうなずけるのではないでしょうか。日本でも普通に住んでいる種類で日本での生息地は、福島県から沖縄県の沿岸部。非常に物々しい名前がつけられていますが、筋肉、卵巣は食用可能と食べられる部位もあり、クサフグのように全身猛毒ということはなく、名前としては頭でっかち感が否めません。
名前の由来は、食べると北向きに寝かされるというところから。
・・・ですが、もちろん毒のある部位もありますので安易に食べないように。。
ちなみに今回のシュールで面白い名前っていうコンセプトとは少し違うので、今回はアップを見送りましたが、台湾に生息する毒蛇、ヒャッポダもかなりニュアンスとしてはキタマクラに近い由来を持っています。
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超絶シュール!変な名前の動物4.ウッカリカサゴ
カサゴと似て非なる存在。日本にも生息しており、日本での生息地は宮城県以南の沿岸部。同族のカサゴよりも大型になる傾向があり、中には50cmクラスのものも存在します。煮つけが美味しいカサゴの仲間の類に漏れず、ウッカリカサゴも食用として水揚げされます。
また、魚類や爬虫類などの一部には卵を自らの体内で孵化させる卵胎生で出産する種類がいるのですが、このウッカリカサゴもその一種でございます。
名前の由来は、何を隠そうそのまんま。長い間同属のカサゴと区別されていなかったのですが、1970年代に魚類学に基づき新種とされたようです。そのときに、日本の魚類学者が、
「別種って気づかなかったw こりゃまた、ウッカリw」
というような流れで、ウッカリカサゴと命名されました。
・・・ヒド過ぎる・・・。
ちなみにウッカリカサゴには美ら海水族館などで会うことができます。
超絶シュール!変な名前の動物4.ガシラ
同属のウッカリさんが出たので、本家のほうも。ガシラという名前は、カサゴの別名(地方名)で、主に関西でこのように呼称されます。
何でガシラっていわれるようになったかというと、全長に対しての頭の比率が大きい。いわゆる頭でっかちな姿なんですね。おそらくよく見積もっても3頭身くらい。いや、2.5頭身くらいかな・・・
そういったことから関西地方を中心に、頭(かしら)がデカい魚ということで、「ガシラ」と呼ばれるようになりました。
日本での生息地は北海道以南の沿岸部。こちらも先程のウッカリさんと同じく卵胎生。こちらも割と深いところまでもぐることが出来、約200mまでは生息可能。体長は大きいもので約30cmほど。
不細工な魚ほど美味。身もふたもないような表現ではあるものの、この魚もその類にもれず、淡白で上品な味をしており煮付けなどに好まれます。
超絶シュール!変な名前の動物4.クビキリギス
キリギリスの仲間で、別名チスイバッタ。本名(?)別名共にすごい名前ですが、別名のほうは、このクビキリギスの口元が赤いことからこう呼ばれるようになりました。
本名(?)はこのクビキリギス。首の結合部が弱いのか、簡単に首が取れてしまうことから、このように呼ばれるようになりました。
超絶シュール!変な名前の動物5.オオコクワガタ
この画像はオオクワガタなのですが、
オオコクワガタ。
・・・どっち??
って思いますよね。こちらは、自然界で稀に起こるオオクワガタとコクワガタの交雑種の呼び名なんです。気になるその大きさなんですが、オオクワガタが奥様で、コクワガタが旦那様の場合は、オオクワガタとコクワガタのちょうど間くらいの大きさまで成長し、見た目はオオクワガタに近くなり、オオクワガタが旦那様で、コクワガタが奥様の場合は、その大きさ、見た目ともにコクワガタに近くなるようです。
う~~ん。。。。ややこしいw
超絶シュール!変な名前の動物6.ウスバカゲロウ
こちらの昆虫は、幼虫のほうが有名なのではないでしょうか。
そう、アリジゴクです。神社などでよく見られますよね。幼虫は、アリにとっては地獄のような存在なので、このような名前がついたのでですが、親になるとカゲロウとなり空を飛翔するようになるんですね。
ちなみに幼虫の頃は一切糞尿をせず、成虫になって一気に排泄するというのが定説でしたが、最近になって尿は幼虫の頃にも出すことが分かっています。
親の姿はトンボと似ていますが、トンボのように飛翔力に優れているわけではなくどちらかというとふわふわ漂うように飛びます。
え??ところで、なんでウスバカゲロウがかわいそうな名前シリーズなのかって??それは、名前の区切りを変えると分かっていただけるのではないでしょうか。
正式→ウスバ カゲロウ(薄羽蜻蛉)。
誤式→ウスバカ ゲロウ。
超絶シュール!変な名前の動物7.デカイヘビ
これまた、ド直球な名前ですが、このような名前であれば、やもするとアナコンダ並みの大蛇なのかなと想像を膨らませてしまいますよね。
デカイヘビの生息地は、カナダ以南の北米大陸。もちろんヘビの類にもれず、獲物をハントして食します。その獲物は、カタツムリ・ナメクジ・ミミズなど。
・・・
・・・ ・・・あれ、何か獲物小さくない??
って思われたのではないでしょうか。
そのとおり。このヘビ体長は大きくても50cmほど。
なんでこんな矛盾した名前になったかというと、このヘビは正式には、ストレリア・デカイ(Storeria dekayi)といい、この最後の学名の部分、種小名から、デカイヘビといわれようになりました。ただ、これは正式和名ではなくこのヘビに関してはまだ正式な和名はありません。
この、デカイの部分が日本語の意味からすると、その体長とあまりにも矛盾していることから、名称インパクトを狙い、こう呼称されているフシもあるようです。
超絶シュール!変な名前の動物8.パンケーキガメ
カメが持つイメージとは全く真逆の名前がつくこのカメ。生息地は、アフリカのケニア、タンザニアなど。陸生のカメで体長は約15cmほどです。すんごいふんわり感漂う名前の通り、このカメの甲羅は柔らかく弾力に富んでいます。
そして、その体型もゾウガメのようなリクガメ!という体型でなく、扁平状をしていることからこの甲羅の柔らかさも、おそらく狭い場所にもぐりこみやすい様に進化したとされています。
ただ残念なことに、現在生息地の破壊や、この珍しい形状からペット用として乱獲され、その数は激減していて、IUCN(国際自然保護連合)が定めるレッドリストでは現在CR(絶滅危惧 ⅠA類)に分類されていて、その危急性が訴えられているんですね。
その輸出国は大部分が日本を占めるようなので、需要なきところに供給あらず。まず求めないことが大事になりますよね。是非ゼヒ祖国の地でゆっくりと暮らさせてあげようではありませんか。
最後に
いかがだったでしょうか。今回は思わず改名申請をしてあげたくなりそうな、シュールな名前が付いた動物たちを8種厳選してご紹介させていただきました。もちろん、こちらはほんの一例で、特に昆虫類や海で生活する種族には本当にシュールな和名がついた種類が多いです。
有名どころで、スベスベマンジュウガニ、スベスベケブカガニ、オジサン、ニッポンダカラ、キャノンボールクラゲ、ウケグチノホソミオナガノオキナハギ、トゲアリトゲナシトゲトゲ、などナド。
植物系で面白系は、バカマツタケ、ミッキーマウスノキ、キソウテンガイなど。
もしお時間のありならば、他にもシュールで魅力的な変な名前の生き物たちを探してみていただければと思います。ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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