動物雑学

【なんでその名前!?】ややこしい名前の動物たち8選

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、久々に動物雑学のコーナー。お題はややこしい名前を付けられてしまった動物たちをご紹介したいと思います。

ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

なんでその名前がついたの!?紛らわしい名前を付けられてしまった動物たち

現在世界には175万種もの生き物たちが暮らしていると考えられており、その中にはまだ名前すら確定していない生き物たちもいますが、多くの生き物たちには世界共通の名前である学名の他に、その国々でその種によって固有の名前が付けられていますよね。

日本でも例外ではなく、動物や植物など生き物たちには標準和名が付けられているんですが、その和名の中には、その名前だけ聞くと他の動物と間違えてしまう、もしくはその容姿や生態を勘違いしてしまうなど、紛らわしい名前を付けられてしまった動物たちがいるんです。

ではでは、早速そんなややこしい名前を付けられてしまった動物たちをご紹介していきましょう。

ややこしい名前を付けられてしまった動物たち1.シロワニ

まずトップバッターはこちら。名前にワニと付いているので、ワニの仲間かと思われがちですが、実はシロワニは画像でもお分かりの通り、サメの仲間なんですね。なんでこんな名前になったかというと、昔、日本ではサメの事を和爾(ワニ)と呼んでいて、シロワニもその名残から由来し、この和名になったと考えられているんです。

シロワニについての詳しい記事はこちら

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ややこしい名前を付けられてしまった動物たち2.ウミネコ

続いてはこちらウミネコ。こちらは日本でも馴染み深い海鳥ですのでご存じかと思います。アジア東部の沿岸部を中心に生息しており、日本でも各地の海辺でその姿を見ることができますよね。その和名の由来はその鳴き声が猫のそれにとてもよく似ていることからこの和名が付けられたと考えられております。

ちなみにウミネコは海鳥というイメージが強いですが、最近は内陸部でもその姿が確認されているんです。

ややこしい名前を付けられてしまった動物たち3.レッサーパンダ

こちら、動物界のトップアイドルの一角を担っているレッサーパンダもややこしい名前を付けられた動物といえます。レッサーパンダは「パンダ」という名前がついていますが、もう1種のあのジャイアントパンダのようにクマの仲間ではなくて、同じ食肉目(ネコ目)に属するものの、レッサーパンダはクマとは別系統で、どちらかといえばイタチの方が近縁なんです。

ただ、実は最初に発見されたのは、ジャイアントパンダではなく、こちらのレッサーパンダのほうで、ジャイアントパンダが発見されるまでは、レッサーパンダが「パンダ」と呼ばれていたんです。なので、真にややこしい名前が付けられたのはジャイアントパンダっていう方が妥当かもしれませんね。

レッサーパンダとジャイアントパンダの命名について詳しい記事はこちら

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ややこしい名前を付けられてしまった動物たち4.アライグマ

先程のレッサーパンダと同じく、クマの仲間に関する名前でややこしい名前を付けられたのが、こちらのアライグマ。アライグマも「クマ」という名前がついていますが、先ほどご紹介したレッサーパンダと同じく、実はクマというよりは、イタチ上科というイタチに近い系統に分類されるんです。

先程のレッサーパンダと並べてみると・・・

ほら。なんとなく似てるでしょw

つぶらな瞳が何とも可愛いですよね。

ややこしい名前を付けられてしまった動物たち5.オウムガイ

続いてはこちらオウムガイ。殻の形状がオウムのクチバシに似ていることから、この和名が付けられたと考えられています。オウムの仲間でないことはもちろん一目瞭然でございますが、貝の仲間でもなくて、イカやタコと同じく頭足類に分類される動物なんです。

この辺りは、触手があるのでなんとなく想像がつくのではないでしょうか。でも、2種の全く別の動物の名前が付きながら、その実、どちらの動物の仲間でもないっていうのは、面白いところですよね。

ややこしい名前を付けられてしまった動物たち6.ミズカマキリ

では、昆虫界からもややこしい名前が付けられた昆虫を一種ご紹介したいと思います。その昆虫はミズカマキリという昆虫。ちょっと画像が見にくくて申し訳ないのですが、ご覧の通り前肢が鎌に似た形状をしており、カマキリを彷彿とさせるその姿からこの名前がつきました。しかしながら、ミズカマキリはカマキリの仲間ではなく、カメムシに近い昆虫なんです。

ミズカマキリとカマキリの違いについて詳しく記した記事はこちら

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系統が違う昆虫が似たようなフォルムとなる。カマキリとミズカマキリも収斂進化の賜物といえそうですね。

ややこしい名前を付けられてしまった動物たち7.フィッシャー

さて、今までは別系統の動物の名前がついた動物たちをご紹介させていただきましたが、少し違う角度からのややこしい名前を付けられた動物をご紹介したいと思います。その筆頭はこちら、フィッシャーという動物。上の画像でご想像頂ける通り、イタチ科に属する哺乳類の仲間で、その容姿も少し丸っこいながらもイタチに似たフォルムをしていますよね。

その名前と姿から想像するに、魚を主食としている。もしくは魚を捕食する能力に秀でているイタチの仲間と思いがちですが、実は魚関連とは全く関係のない生態を持つ動物なんです。

フィッシャーの名前の由来と生態に関する詳しい記事はこちら

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ややこしい名前を付けられてしまった動物たち8.シロサイ・クロサイ

ラストはこちら。シロサイとクロサイ。どちらもアフリカに生息するサイの仲間で、アフリカを代表する動物といっても過言ではないのではないでしょうか。実はこのシロサイとクロサイもかなり紛らわしい名前を付けられた動物といえて、その名前の由来も結構シュールだったりするんです。

それに関しては、こちらの記事でたっぷりご紹介しておりますので、良ければこちらの記事もご覧いただけると幸いです。

【超絶シュール!】シロサイとクロサイの名前の由来は勘違いが起源!?

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最後に

いかがだったでしょうか。今回は、紛らわしい和名を付けられてしまった動物たちをご紹介させていただきました。超有名どころの動物たちもいたかと思いますが、どの動物たちもなかなか紛らわしい名前でその由来も奥深いものだったのではないでしょうか。

また、ムジナのように、複数の動物たちをさも同じ動物のごとくつけられた、これまた別の意味で紛らわしい動物もいるんですね。

~ムジナの魅力を綴った記事はこちら~

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今回ご紹介した動物たちの他にも、紛らわしい名前を持つ動物たちがいましたら、またそちらの動物もご紹介させていただきますね。ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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