こんにちは。えたばりゅです。
今回はハゲワシとハゲタカの違いについてバッチリ超絶分かりやすくご説明したいと思います。こちらの記事をご覧いただくことによってハゲワシとハゲタカの関係性がバッチリご理解いただけるようになりますので、是非ゼヒ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
ハゲワシとハゲタカの違いとは!?意外過ぎる両者の関係性をバッチリご紹介
ハゲワシもハゲタカもどちらも比較的よく耳にする鳥ですよね。ワシとタカという名前を冠しているので、同じ猛禽類である事は間違いありません。
ワシとタカとの関係性をご存じの方は、同じような容姿ではあるけれども、少し体が大きいのがハゲワシで、小ぶりなのがハゲタカと思うかもしれません。確かに、ワシとタカでは一般的にほとんど同じ容姿ながらも、ワシのほうが大型な場合が多いです。
しかしながら、ハゲワシとハゲタカの関係性は実はこれには当てはまらなくてですね。
実はハゲワシとハゲタカの違いはない!
そうなんです。実はハゲワシとハゲタカの違いというのはなくてですね。もっと言えば、ハゲワシという種類の猛禽類はいるけれども、ハゲタカという系統に分類される種類は猛禽類はおろか、現生鳥類、果てはかつては生存していたものの歴史上絶滅をたどった鳥類にまで範囲を広げても現在のところは存在しないんです。
では、よく耳にするハゲタカという鳥は何なのでしょうか。フェニックスやグリフォンのような神獣をはじめとする伝説や伝承に登場する、架空の鳥なのでしょうか。
いやいや、実はハゲタカも一応ちゃんと実在はしているんですね。
ハゲタカという呼び名は実は単なる俗称
地球史上いないのに実在する・・・
ちょっとややこしい感じもしますが、これは「ハゲタカ」という呼び名にそのヒミツがあるんですね。
ハゲタカというのはハゲワシやコンドルといった顔の部分にに羽毛がない、もしくは少ない猛禽類のことを大まかなに指すいわゆる俗称なんです。
ですので、ハゲタカの中にハゲワシも含まれていて、ハゲタカといえばハゲワシやコンドルをひっくるめた呼び名になるんです。ですので、実在はしているけれどもそういう種類の鳥はいないということなんです。
要するに頭部および顔面辺りに羽毛が生えていない猛禽類で、死肉を食べるイメージの鳥類をハゲタカとしてくくっている感じです。タヌキやアナグマなどを一括りにムジナと呼んでいる感じによく似ているといえそうですね。
-
ムジナ(貉)ってどんな動物なの?をバッチリ分かりやすくスッキリ解消!
こんにちは。えたばりゅです。 今回は、ムジナ(貉)という動物が一体どんな動物なのか、その正体についてご解説させてい頂きたいと思います。今回の記事をご覧いただくことによって、長年くすぶっていたムジナの正 ...
続きを見る
ハゲワシの顔に羽毛がない理由
違いについては分かったけども、それにしても、いやいやその前にそもそも、、、、、
ですよね。
わかります。
それはその名前にもなっているそのフォルムというところですよね。
なんでコンドルやハゲワシたちは、あのような頭部や顔の部分に羽毛がないフォルムになったのでしょうか。ハゲワシの仲間の中にはかなり寒さに厳しい土地に生息している種類もいますので、そういった地域に生息している種類は羽毛がないと、種の存続の根幹である生命維持に支障が出るような気がしますよね。
実はハゲワシやハゲタカと呼ばれるコンドルの頭部や顔の部分に羽毛がない、もしくは少ない理由としてはハゲワシやコンドルの食性に関係がありましてですね。
ハゲワシやコンドルは主に動物の死肉を食べるスカベンジャー(腐肉食動物)で地上で死んだ動物たちの死肉を主食としていて、自然環境の衛生面を健全に保つというかなり重要な役割を担っております。ですので、食べるときには当然腐敗していることも多く、ハゲワシやコンドルの仲間は頑丈な胃と強力な胃酸を持っているので、腐った肉でも全く健康を害することなく消化することが可能なのですが、頭を死骸に突っ込んで食べるので、頭や顔の部分に羽毛が多いと、そこから細菌が羽毛に絡みついて病気になってしまう可能性が高くなるんですね。
ですので、こういった腐肉を食べても細菌が付着しにくいようにハゲワシやコンドルの仲間は頭部や顔の部分に羽毛がないか、もしくは極端に少なく進化したと考えられております。
ハゲワシは翼を広げると世界でトップクラスの大きさを誇る猛禽類
ハゲワシといわれる種類は大きく分けて、エジプトハゲワシなどが属するヒゲワシというハゲワシの仲間と、アフリカなどに生息しているミミヒダハゲワシが属するハゲワシの仲間の2種に大別することができ、そこからさらに細分化した16種のハゲワシたちが暮らしております。
ハゲワシは主にアフリカからヒマラヤ山脈にかけて生息しており、中でもヒマラヤ山脈などに生息しているシロハゲワシは、翼を広げたその翼開長がなんと3mを超えることもあります。
これは、同じハゲタカの俗称を持つクロコンドルに並ぶ世界最大の猛禽類で、鳥類というにまで範囲を広げてもトップクラスの翼開長でございます。
こちらで、翼開長トップクラスの鳥類をランキング形式でご紹介しておりますので、良ければこちらの記事も併せてお読みいただければ幸いです。
-
世界最大翼開長王者ランキング!2m越えは当たり前!翼長自慢の鳥たち トップ5
こんにちは。えたばりゅです。 今回は空を飛ぶ鳥たちがより一層美しく際立つ翼を広げた時の翼開長の幅がとても広い鳥たちをランキング形式でご紹介したいと思います。 巨大な鳥といえば、やはりダチョウやオースト ...
続きを見る
実は日本にもいるハゲワシの仲間
ハゲワシの仲間は一番東の地域でも中国北東部までで、一般的にその地域に留まる留鳥の仲間なのですが、一部のハゲワシは冬季になると越冬のため南下することで知られております。
稀に渡りを行う種類のハゲワシの仲間にクロハゲワシという最大翼開長が3mにも迫る種類のハゲワシがおりましてですね。このクロハゲワシは極々稀という制限付きですが、日本にも迷い鳥として飛来し、北海道から沖縄までその目撃記録が残されていて、日本に定住する猛禽類ではないものの、日本で見られる猛禽類の中では、ニホンイヌワシを抑え、最大の猛禽類として記録されております。
いや~・・・なかなか見られないのには間違いないのですが、世界でトップクラスの翼開長を持つ鳥が空を舞う姿はぜひとも生で見てみたいですよね。
最後に
いかがだったでしょう。今回はハゲワシとハゲタカの違いについて分かりやすくご紹介させていただきました。まぁ、要するにハゲワシとハゲタカは違わないという感じですね。
ですので、鳥でハゲタカといえば、ハゲワシかコンドルのどちらかのことを言ってるんだなと思っていただければいいかなと思います。
ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。