最強はだれだ！？日本最強と名高い昆虫たち超厳５選！

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、数多いる日本在来種の昆虫の中でも、最強と名高い昆虫たちを選りに選りすぐって５種ご紹介したいと思います。

ではでは、私的感MAXではございますが、最後までお付き合いいただけましたらと思います。

日本国内最強と名高い昆虫たち超厳選５種！

日本の国土は世界数多ある広大な国々に比べると決して広いとは言い難い国ですが、四方を海に囲まれた島国という特性上、非常に多種多様な生き物たちが暮らしており、昆虫たちもその一環。その中には世界の猛者たちとも十分渡り合えるような強さを兼ね備えた昆虫たちもいるんですね。

今回は、そんな日本の昆虫たちの中でも最強と噂される昆虫を厳選に厳選を重ねて５種選んでみました。

選定基準としては、最強の位置づけを今回は「戦いに勝利し生き残る力を有するもの」とし、それに伴い優れた戦闘能力に必要不可欠ともいえる、

• 攻撃力
• 機動力
• 瞬発力
• 獰猛性
• 防御力

を５段階で考慮し、あくまで単体での能力として選定しています。なお、今回は日本に古来より生息している在来種にフォーカスをして選定しておりますので、帰化種や国外産昆虫たちは選定から外しております。また、生息地の違う水生昆虫たちも、その土俵が違うので、こちらも今回は除外しております。

～併せて読みたい在来種、固有種、外来種の関係を綴った記事～

～日本の最強水生昆虫代表格 タガメの魅力と恐ろしさを綴った記事はこちら～

ではでは、早速最強と名高い猛者５種をご紹介していきましょう。

日本最強と噂される昆虫エントリーNO.1 オオスズメバチ【武器：大アゴと猛毒の針】

日本の昆虫界最強を語るうえでは絶対に外すことができない日本はもちろんのこと世界のハチの中でもトップレベルの戦闘能力を有するオオスズメバチ。体長は大きい個体で約５ｃｍと、ハチの仲間ではその大きさは世界でもトップクラスの巨大さ。その体の大きさにちなみ、英名も「Japanese giant hornet（オオスズメバチ日本亜種）」と呼ばれています。

日本の他、インドや東南アジアにかけても広く分布しており、各地でもその猛威を如何なく発揮しております。

では、オオスズメバチの強さを各値で数値化してみましょう。

攻撃力：★★★★☆

機動力：★★★★☆

瞬発力：★★★☆☆

獰猛性：★★★★★

防御力：★★☆☆☆

とこのような結果になりました。

防御力には少し不安が残るものの、空中を自在に動き回れるその機動力を駆使し、強烈な咬合力を持った大アゴと、人間でさえ時に致命傷に陥れる猛毒が仕込まれた毒針を用いて獲物に襲い掛かります。

オオスズメバチが数匹いれば、数万のミツバチを数時間で殲滅させてしまうことも多く、まさに一騎当千の鬼神のごとき強さというところですね。

体の前と後ろにこんな強烈な武器を持っているんじゃ、もう最強間違いなしでしょ。。。と思うのですが、飛んでいるところを機動力においては右に出るものなしと名高い後述オニヤンマにつかまったり、止まっているところに鬼の瞬発力を駆使するオオカマキリの奇襲攻撃を受けたりすることもあったりと、他の最強クラスのライバルとは一進一退の攻防を繰り広げております。

日本最強候補オオスズメバチの魅力と恐ろしさをタップリ記した記事はこちら

日本最強と噂される昆虫エントリーNO.２ オオカマキリ【武器：巨体と大鎌と化した凶器の前脚】

次に日本最強の昆虫といえば、必ずといっていいほど自然に名前の挙がるのはカマキリ。その中でもオオカマキリは日本の他、中国や朝鮮半島にも生息しているどっしりした体型が特徴の大型のカマキリで、日本のカマキリの中では最大の大きさを誇っております。

ではオオカマキリの強さを各値で数値化してみましょう。

攻撃力：★★★★★

機動力：★★☆☆☆

瞬発力：★★★★★

獰猛性：★★★★★

防御力：★☆☆☆☆

といったところでしょうか。オオカマキリのオスはメスよりも身軽なので機動力は上記評価より向上しますが、今回はより攻撃力が優れているメスで考慮しました。メスは体が大きく、どっしりしているので、機動性はあまり高くないものの、周りの環境に自身を溶け込ませる擬態と気配を捨て去る隠密能力を武器にじっと獲物を待ち伏せし、獲物が射程距離に入ってから、その必殺の武器である大鎌を相手にガッチリ食い込ませる際の襲い掛かる瞬発力は並大抵のものではなく、この奇襲攻撃の前には大半の昆虫たちはな術もなく捕まってしまうんですね。

また、体が大きい分、チカラも非常に強く、この大鎌に捕まってしまったら昆虫類はもちろん、スズメやネズミ、カエル、トカゲなどの小動物さえ時には捕食されてしまいます。ちなみにオオカマキリの鎌の握力は人間の大きさで換算した場合、一説によるとなんと３ｔに上るんだとか・・・

この数値は、あのティラノサウルスレックスの推定咬合力に匹敵する（※ティラノサウルスレックスの推定咬合力に関しては現在のところかなり振り幅があり６ｔに上るという検証結果もあります。）ような驚異的な力。しかも人間の体格換算でこの数値ですので、オオカマキリをティラノサウルスレックスの大きさで換算すると・・・いやはや、何とも恐ろしい・・・。

「if」のハナシではあるものの、全生物が同じ大きさになったとき、骨格という問題はあるものの最強生物は昆虫であるってのは、本当かもしれませんね。

このような強烈な力ですので捕まったら最後、獲物は生きたままオオカマキリの餌食となってしまうというわけです。

ただ、非常に攻撃力に優れている反面、防御力に関しては皆無といってもいいほどで、鎌の一撃をかわされたら最後、立場が逆転することもあり、ライバルであるオオスズメバチやオニヤンマにやられてしまうこともあります。

日本最強候補オオカマキリの魅力をタップリ記した記事はこちら

日本最強と噂される昆虫エントリーNO.３ オニヤンマ【武器：圧倒的機動性と巨大なアゴ】

ではエントリーNO.３、オニヤンマのご紹介です。オニヤンマは先にご紹介したオオスズメバチやオオカマキリ程、その獰猛性における知名度は高くありませんが、日本に生息するトンボの中では最大の体格と、その巨体からは想像もつかないような機動力を生かし、獲物を捕らえる隠れた実力者なんです。

その実力は先にご紹介したオオスズメバチやオオカマキリをも時に打ち負かしてしまう程。

ではオニヤンマの強さを各値で数値化してみたいと思います。

攻撃力：★★★☆☆

機動力：★★★★★

瞬発力：★★★★★

獰猛性：★★★★☆

防御力：★☆☆☆☆

オニヤンマの目立った武器が大あごのみなので、攻撃力は低めと思われがちですが、そのアゴの強さは強烈で人間の皮膚も簡単に食い破ってしまいます。

はずかしながら私も幼少期の頃、オニヤンマに咬まれ、激しい洗礼を受けましたw

そして、なんといってもオニヤンマの真骨頂といえるのは、昆虫界はもとより、空を飛ぶ現在知られている既知の生物上屈指といっても過言ではないほどの機動力。その飛翔スピードはなんと約７０ｋｍ以上にもなり、このような高速にもかかわらず、空中で飛翔しながら獲物を捕らえます。

また、スピードだけではなく、ホバリングや急旋回といった高度な飛翔も可能で、ホバリング状態からまたスピード飛翔といった他の追随を許さない圧倒的瞬発性も兼ね備えていてます。

ただ、オオカマキリと同じく防御力が非常に弱く、止まっているところをオオカマキリに捕食されたり、オオスズメバチに虚を突かれたりして、やられてしまうこともあります。

日本最強候補 オニヤンマの魅力をタップリ記した記事はこちら

日本最強と噂される昆虫エントリーNO.４ ヒラタクワガタ【武器：巨大なアゴと鉄壁の防御】

ここまでは、比較的攻撃寄りに特化した最強候補の昆虫たちをご紹介してきましたが、もちろん防御力に比重を置く最強候補の昆虫たちもおりまして、その代表的存在が甲虫（コウチュウ）と呼ばれる昆虫の仲間たち。

その中でもヒラタクワガタも日本最強を語るうえでは、外せない甲虫種の一つ。ヒラタクワガタのオスは１０ｃｍを超えるほどに成長する、時にはオオクワガタさえしのぐ巨体の持ち主で学名の「Dorcus titanus」（種小名タイタヌスは神話に出てくる伝説の巨人「titan」に由来）も決して伊達ではありません。気性もかなり荒く、縄張りをめぐっての争いでは相手を殺してしまうこともしばしば。

オオクワガタと同じオオクワガタ属に属しますが、ヒラタクワガタの性格はオオクワガタよりも格段に攻撃性が強いといえるでしょう。

ではヒラタクワガタの強さを各値で数値化してみたいと思います。

攻撃力：★★★★★

機動力：★☆☆☆☆

瞬発力：★★★★☆

獰猛性：★★★★★

防御力：★★★★★

体が重い分、機動力はありませんが、大アゴの破壊力はすさまじく、アゴを閉じる際のその瞬発力には目を見張るものがあり、人間も挟まれてしまうと、かなりの痛みを伴います。

また、コウチュウ類に属するだけあり、その防御力は非常に優れていて、その装甲の前にはオオスズメバチの強力な大アゴや毒針も通じないことが多いんですね。そして、その攻撃性も強く、ほかの個体や種と争いになった場合は、時には相手をその強靭な大あごで挟み殺してしまうまで攻撃を続けるほど。ただ、装甲は分厚いものの、そのつなぎ目部分は意外と脆く、毒に耐性を持っているということではないので、スズメバチの毒針がつなぎ目部分にヒットすると毒針の餌食となってしまいます。

日本最強と噂される昆虫エントリーNO.５ ヤマトカブトムシ【武器：強靭な角と鉄壁の防御】

やっぱり日本最強昆虫候補を挙げるうえでのオオトリはこの昆虫を置いて他にはいないのではないでしょうか。

カブトムシといえば、日本の昆虫の中でも代表的存在で、日本の昆虫で力強い虫といえば、やはりカブトムシをイメージされる方は多いですよね。ちなみに、カブトムシは沖縄本島に住む種をオキナワカブト、そのほかの地域に住むカブトをヤマトカブトムシという感じで、亜種に分かれているんです。ヒラタクワガタと同じく、先にご紹介した、オオカマキリやオオスズメバチ、オニヤンマのように捕食目的で相手を襲うことはないのですが、自身の縄張りを守るためならば、積極的に戦います。

ではヤマトカブトムシの強さを各値で数値化してみたいと思います。

攻撃力：★★★★★

機動力：★★☆☆☆

瞬発力：★★★☆☆

獰猛性：★★★☆☆

防御力：★★★★★

ヤマトカブトムシの角には、スズメバチの毒針やオニヤンマの大アゴ、オオカマキリの大鎌のように相手を直接殺傷するようなことは少ないものの、相手をその場から排除するということには非常に高い有効性を兼ね備えた武器なんですね。

また、非常にチカラも強く、一見すると、か細くていかにも頼りないその足ですが、踏ん張る力は圧巻の一言で、その強さはヤマトカブトムシの何倍も体格差があるような、外国産のカブトムシをも持ち上げ投げ飛ばすほど。

世界にはヘラクレスオオカブトやコーカサスオオカブトはじめ、ヤマトカブトムシよりも巨大で攻撃性の高いカブトムシも数多く生息しているんですが、実はヤマトカブトムシはこういったカブトムシの中でも、日本はもちろん、世界最強クラスを兼ね備えている実力者なんです。以前、エンタメ系の番組ですが、日本のカブトムシが体格差倍ほどもあるコーカサスオオカブトを見事投げ飛ばして、その時の優勝者ヘラクレスに惜敗するもかなり善戦していたのを見たときは、大和の魂を見た気がしましたね。

また、ヒラタクワガタと同じく、防御力も昆虫界屈指の高さを誇り、その固い体の前では今回ご紹介した実力者はじめ、大半の昆虫たちが持つ武器もほぼほぼ無力化されてしまいます。ただ、ヒラタクワガタと同じく、その装甲のつなぎ目部分がウィークポイントとなっており、敵の攻撃がここにヒットすると、打ち負かされてしまうこともあります。

最後に

いかがだったでしょう。今回は最強と噂される昆虫を５種、超厳選してご紹介してみました。同じ土俵ということで、今回は陸生昆虫に限定してご紹介しましたが、最強水棲昆虫の筆頭的存在、タガメも忘れてはならず、また昆虫よりも範囲の広い「虫」というところまで範疇を広げると、固い装甲を持ちながら、機動力、攻撃力も非常に優れたトビズムカデなどの猛者もひしめいております。

やっぱり最強ってのは、容易に判断できないっていうのがありますよね。

今回の記事、実はランキング形式にしようかなと思ったんですが・・・なんせ、ご紹介させていただいた、どの昆虫もその実力に伯仲具合が過ぎてですね。一介の人間に過ぎない私がランキングとして順位付けするのムリ。今回は断念しましたw

とはいうものの、日本を含めて世界中数多ひしめく昆虫界で、群勢力も加味した場合ですが、最強と思われる昆虫は個人的にコイツかなと思う節があってですね。その昆虫はこちらでバッチリご紹介しておりますので、良ければこちらの記事も併せてお読みいただけましたらと思います。

あなたの中での最強昆虫は入っていたでしょうか？ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。