魅惑の野生動物たち

アフリカの勝負師インパラ10mの大ジャンプは捕食者に対しての挑戦状だった!?

こんにちは。えたばりゅです。

今回はアフリカが誇る超ジャンパー、インパラという動物をご紹介しようと思います。インパラはいわゆるレイヨウの仲間に属する動物で、もちろん草食動物なんですが、自らが持つ超運動能力を持って、自分を狙う捕食動物たちに対して、挑戦状をたたきつけているかなり勝負師なヤツなのかもしれないんです。

そのあたりにバッチリ触れつつ、インパラの魅力に迫っていきたいと思います。

インパラの10m超ジャンプは捕食動物への挑戦の証!?意外と勝負師かもしれないその生態に迫る!

ではまずインパラのご紹介を軽くさせていただくと、英語名を「Impala」、学名を「Aepyceros melampus」という、偶蹄目ウシ科インパラ属に属する哺乳類で、鹿のような面立ちと美しいフォルムをしておりますが、牛の仲間に属します。

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アフリカの中央部から南部にかけて生息しており、主にサバンナ地帯や林地帯を好んで生活の場としていて、生息地域により諸説あるものの、2~6種の亜種に分かれていると考えられているんですね。

体長は1.2m~1.6mほど、体高は約0.8m、体重は40~80kgと、牛の仲間としては少し小柄な感じですが、オスにはらせん状の立派な角が生えていて、この角は繁殖期にオス同士でお互いのチカラを競うために用いられたり、捕食動物に狙われたときに自衛の武器として使われたりします。

いや~・・・それにしても、見事としか言いようがないほどの美しい体型ですよね。見るからに運動神経がよさそうなフォルムですが、インパラはそのイメージに違わぬ運動能力を兼ね備えているスーパージャンパーなんです。

幅跳びは何と10m以上!インパラの驚異的なジャンプ力

アフリカには数多の動物たちが暮らしており、足の速い動物としては同じレイヨウの仲間であり、約80kmものスピードでサバンナを疾走する、ガゼル、そしてアフリカには、陸上で暮らす動物では最速を誇る、あの弾丸ハンター、チーターが暮らしております。

インパラの走るスピードはこの両者よりも若干遅く、約60km/hというところなんですが、注目すべきはその驚異的なジャンプ力。

なんと、インパラは高さにして約3m、長さではなんと10mを超えるジャンプ力を持っているんですね。なので、インパラは2回程度の高さであれば、階段など使わずに1発で飛び上がることができるんです。

こちらそのインパラが見事なジャンプを披露している動画。

いかがでしょう。もはやジャンプって言うより飛んでるレベルですよね。

インパラが大ジャンプする理由は捕食動物への挑発!?

インパラがこのように大ジャンプを見せる場面としては、チーターやヒョウなど捕食動物に追われている時なのですが、時には必要以上に飛び上がったり、跳ねたりすることもあるんですね。

その理由については、まだ定かにはなっていないのですが、有力視されているモノとしては、自分を狙う捕食動物に対して、自らの健全性をアピールし、自分はそうやすやすとは捕まらないということを、捕食動物に示していると考えられています。

いわば、捕食動物たちに対して「捕まえれるものならば捕まえてみろ」という感じで挑戦状をたたきつけている感じですね。

もうちょっと砕けて表現するならば、

「あれ?もしかしてコッチ狙ってます??あ~・・・でもオレ(私)こんな感じで元気イッパイ体力満タン活力満ち溢れてるんですよね~。ってなわけで、ちょっとあなたには荷が重いと思うんで、別の獲物探したらどうです?w」

ってな感じですね。

もちろん相手は最速の弾丸ハンター、チーターや草陰はおろか、木の上からでも猛然と襲い掛かってくる神出鬼没のヒョウ。どちらもアフリカが誇る名ハンター。

もしこれが確証されれば、インパラはなかなかの勝負師ということになります。

この他にも、その理由としては、インパラたちは数十頭から時には数百に上る群れを形成する習性があるので、入れ代わり立ち代わ、飛び跳ねたりジャンプすることで、捕食動物の狙いの照準を合わせにくくしていると考えられています。

最後に

いかがだったでしょう。今回は、アフリカが誇る超ジャンパー、インパラの超ジャンプ力の凄さに触れつつ、その魅力をお伝えさせていただきました。他にもこういった行動を見せる動物としては、同じレイヨウの仲間である、スプリングボックやガゼルなどがいるのですが、これは強力な捕食動物溢れるアフリカの地で、少しでも生存率を上げるために磨き上げた進化の証なのかもしれませんね。

ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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