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【戦慄のビッグ3!】最強!最恐!最狂!それぞれの座に君臨するサメ厳選3種

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、海でも恐れられ、そして一種の憧れの的ともなっているサメたちの中から、「最狂」、「最恐」、そして「最強」と名高いサメをそれぞれその座に君臨するであろう、まさにビッグ3ともいえる種を厳選3種ご紹介しようと思います。果たしてどのサメがその称号に相応しいと言えるのか。ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

戦慄のビッグ3!!最狂のサメ、最恐のサメ、最強のサメと名高い3種のサメ

ひとくちにサメといっても、性格、大きさ、その容姿などは非常に多種多彩で、現在のところ、約500種以上ものサメの仲間が海で暮らしています。そして中には調査が非常に難しい深海に居を構えるサメもいたりして、けっこう新種も発見されていたりするんですね。

そんなサメの仲間の中には、時に体長18mにもなる世界最大の魚類ジンベエザメや、500年の時を生き抜くニシオンデンザメ尾びれが超絶長いオナガザメ、そして頭の形がかなりユーモラスなシュモクザメ、そして、なんとアゴがこれでもかっていう程飛び出す獲物も驚愕のミツクリザメなど、とても魅力的な生態や特徴を持っている種が多くいることでも知られています。

そして、サメといえば、やはり獰猛で超攻撃的な性格というのがそのイメージ。そんなイメージとは裏腹に、実際に危険とされるサメはその種族全体からすれば、ほんの一握りなんですね。ただ、実際に人との接触事故が起きているサメがいることも事実。ではでは、今回はそんな超攻撃型の中でも、最狂、最恐、そして最強と名高いサメをご紹介していきましょう。

今回は「狂」、「恐」、「強」の選定基準として、そのサメが持つ食性とそれに付随する捕食動物としての捕食能力としており、生態や気性などの判断が難しい一般的に絶滅とみなされている種は除いております。また、あくまで誠に恐縮ではあるのですが、私個人の主観も含まれているので、そのあたりもご了承いただければ幸いです。

最狂の座に君臨するサメ イタチザメ(タイガーシャーク)

まずは最狂と名高いサメのご紹介から行きましょう。最狂のサメとして、その称号に相応しいサメは、イタチザメではないでしょうか。イタチザメは、英名を「Tiger shark」、学名を「Galeocerdo cuvier」というメジロザメ目イタチザメ科イタチザメ属に属するサメの仲間で、世界中の温暖な海域を生息域としており、日本でも太平洋に面した地域でしばしば目撃されています。以前はメジロザメ科に分類されていましたが、最近の研究でメジロザメ系統とは異なる特徴をいくつも持っていることから、イタチザメ科に独立した種となりました。

その体長は約4mとサメの中でも大型種で、時には7mも凌駕する巨大な体に成長することもあります。

ではそんなイタチザメが最狂と呼ばれるその理由について触れていきましょう。

イタチザメが最狂たるその理由 イタチザメの狂乱足りまくるその食性

イタチザメが最狂と呼ばれるその理由としては、その食性。サメはシャチのように偏食傾向ということはなく、一個体で比較的様々な種の生き物たちを獲物としている種が多いですが、取り分けイタチザメはその中でもその傾向が特に強く、他の魚類はもちろん、鳥類やウミガメなどの爬虫類、アザラシやアシカ、クジラなどの哺乳類など様々な種の動物を捕食対象としており、それは生体、死骸問わずで、プレデターの特性はもちろん、スカベンジャーとしての一面も持っております。

ただ、この捕食動物の食性に関する二面性はライオンやクマ、そして他のサメはじめ、非常に多くの捕食性野生動物たちが持っている習性で、これだけでは最狂となる理由にはなりませんよね。

イタチザメを最狂とさせていただいたのは、海中を漂う枯れ木や折れたサンゴなど、本来捕食対象ではないものでもお構いなしに飲み込んでしまうところにあり、時には生き物ですらない車のナンバープレートやプラスチックなど、人間が投棄した廃棄物も飲み込んでしまうことがあるんです。

つまりはこういった捕食対象にはならないものも、その胃に収めてしまうんですね。

こういった、選り好みしない。

という言葉では、到底収まり切らないようなイタチザメのその食性が、まさにバーサーカー、狂乱の戦士を思わせ「狂」という文字に相応しいということで、イタチザメを最狂のサメということでご紹介させていただきました。

ただ、その食性とは言え、本来食べ物ではないプラスチックなどのゴミを食べてしまうことは、イタチザメはもちろん、イタチザメの獲物となるウミガメはじめ、他の海洋生物に甚大な悪影響を与えてしまいます。なので、海はもちろん、自然環境にゴミを捨てないよう私たちも自らを戒めていかねばですよね。

最恐の座に君臨するサメ オオメジロザメ

では、次に最恐と考えられるサメのご紹介です。最恐たるに相応しいと思われるサメはオオメジロザメ。オオメジロザメは、英名を「Bull shark」、学名を「Carcharhinus leucas」というメジロザメ目メジロザメ科メジロザメ属に属するサメの仲間で、世界中の温暖な海域を生息域としており、先にご紹介したイタチザメと同じく、日本でも太平洋に面した地域でしばしば目撃されています。

体長は約2~3m、最大クラスの個体で約4mと、今回ご紹介する3種のサメの中では一番小柄(・・・とはいえ、私たち人間からすれば十二分に巨大ですが。)ながらも、数多いる実力猛者揃いのサメの中でも、最恐たるに相応しい資質を持っているんです。

オオメジロザメが最恐たるその理由 神出鬼没という、ある意味サメ全種随一の恐ろしさ

オオメジロザメが最恐とするのその理由なのですが、これは他のサメにはほとんど見られないオオメジロザメの習性にあるといえます。オオメジロザメは海水域はもちろんのこと、汽水域、果ては淡水域でも生息が可能で、淡水の湖などでもその生息が確認されているんです。

要するに川や湖はサメはいないので、安心。というわけにはいかないんですね。

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また、オオメジロザメはその体格を生かして、人間でも足が立つような砂浜付近にまで入ってくることが可能なので、今回フォーカスしてご紹介しているサメの中では、一番その活動可能範囲が広いサメともいます。

オオメジロザメが持つ、攻撃的かつ好奇心旺盛な性格に加え、淡水域や深度が非常に浅い岸辺さえ、その活動域とする、こういった習性がまさに「恐」たるに相応しいということで、オオメジロザメを最恐のサメとしてご紹介させていただきました。

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最強の座に君臨するサメ ホホジロザメ

では、最後に最強とされるサメのご紹介です。

まぁ・・・これについては、大方予想がついたのではないでしょうか。他の追随を許さないと言いますか、今回選定基準とさせていただいている、その攻撃能力はもちろん、知名度、迫力、個体としての強烈なインパクトなどの面など様々な角度から考慮しても、数多のサメより、抜きんでた存在感を放っておりますよね。こちらでご紹介するまでもなく、絶大な認知度を誇るなサメですが、一応そのご紹介を軽くさせて頂くと、英名を「Great White Shark」、学名を「Carcharodon carcharias(カルカロドン・カルカリアス)」という、ネズミザメ目ネズミザメ科ホホジロザメ属に属するサメの仲間で、熱帯、温帯地方の海域を中心に活動しておりますが、寒冷海域でも稀に姿を現すことがあり、カナダやアラスカ周辺の海域でも目撃されることがあるんです。

ホホジロザメが最強たるその理由 巨大尽くしのその特徴

これはね。。。言わずもがな。といいますか、その一番の理由はその巨大な体。

ホホジロザメの体長は平均約4mと、オオメジロザメの最大クラスと同等で、最大クラスに成長すると、6mにも達すると言われております。実際、生息域である南アフリカやメキシコなどでは「サブマリン」や「ディープブルー」といった、巨大すぎて個体名までついているホホジロザメもいるんですね。

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また、体長だけではなく、体重も同じ体長のサメと比較すると最重量クラスで、6m越えの巨大な個体では、その体重は推定2.2tにも達すると考えられています。

これは先にご紹介したイタチザメよりも重量感があり、成長と共によりその重量感がアップするんですね。

余談ですが、ヘビの仲間のニシキヘビオオアナコンダの関係も同じような関係性を持っているといえます。

加えて、ホホジロザメが持つ切れ味バツグンのその巨大な歯。その歯は鋸歯と呼ばれ、7cmにもなり、歯自体の面積も広く、鋸歯、すなわちノコギリ状と呼ぶにふさわしいギザギザが付いたステーキナイフのような構造になっていて、突き刺すというよりも肉を切り取るのに非常に適した構造になっているんです。また、他の捕食性のサメと同じく、その歯は生きているうちは、とめどなく生え変わるようになっていて、その切れ味が衰えることはないんです。

もうこれだけで、ホホジロザメが最強たるに相応しいサメということがよくわかりますが、この他にもホホジロザメの最強たるその習性や特徴があったりするんです。

それはこちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらの記事も併せてお読みいただければ嬉しいです。

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とはいえ、ホホジロザメは映画ではまるで、人を見ると見境なく襲ってくる殺戮マシーンのような表現がされていますが、その状況次第ではホホジロザメと一緒に泳ぐことが可能でもあるんです。(もちろん熟練の研究者の方などに限りますが。)なので、ホホジロザメは映画やメディアでその攻撃性が極端といえるレベルの誇張表現がされてしまい、ある意味風評被害を被ったサメなんです。

人を襲うのも、その原因が獲物であるアシカやアザラシと誤認して襲うことがほとんどで、基本人間を捕食対象として見ていないということが分かっていますしね。

最後に

いかがだったでしょう。今回は恐ろしくも一種の憧れを持たれ、数多の魅力あふれる海洋生物たちの中でも非常に人気の高いサメの中でも、最狂、最恐、最強と考えられるサメをご紹介させていただきました。イタチザメ、オオメジロザメ、ホホジロザメそれぞれその名に相応しいまさにビッグ3といえるサメたちですよね。

他にも、サメという範疇はもちろん、魚類という大きな種の枠組みの中でも、最速レベルの遊泳力を誇るアオザメも捨てがたいところではないでしょうか。アオザメも最大で4.5mを超え、実寸計測ではないものの、6mを超えると予想された個体がトルコのマルマリスで記録があります。ただ、今回ご紹介した3種のサメと比較すると、生息域が外洋ということもあり、あまり人間との接触がないということで、今回は君臨を見送らせていただきました。

でも、「きょう」という文字にあえてこだわらず、サメ四天王として4種ピックアップするのであれば、個人的には間違いなくアオザメでしょうね。

・・・

推すでしょ。実はアオザメ、好きなサメの一種なんですw

ただ、意外と思うかもしれませんが、今回ご紹介したこのサメたち。3種共々、加えてアオザメも絶滅が危惧されている絶滅危惧種なんですね。IUCN(国際自然保護連合)が定めるレッドリストでは、イタチザメはNT(準絶滅危惧)、オオメジロザメとホホジロザメはイタチザメよりも更に絶滅の危険性が高いVU(絶滅危惧 Ⅱ類)にランクされていて、生息数の減少が危惧されているんです。

イタチザメの保全ランク。

そしてオオメジロザメとホホジロザメの保全ランク。

私たちもこういったサメたちをイメージという色眼鏡をかけてみるのではなく、フラットな視点でとらえ、その自然界での種としての役割の重要性を認識していかねばですね。ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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