魅惑の野生動物たち

【デカい!シブい!エレガント!美麗!】世界一○○な鳥たち

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、世界中に暮らす鳥たちの中でも、大きさ、体重、優雅さなどなど、様々なもので世界一の称号を持っている鳥たちを紹介させていただこうと思います。僭越ながら、私の主観MAXなところもありますが、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

圧巻!可愛い!カッコいい!世界一○○な鳥

他の動物たちと同じく、大きさ、カッコよさ、可愛さなど様々な特徴を持っている鳥たち。それぞれ、やはり堪らない魅力がありますよね。今回はそんな魅力あふれる鳥たちの中でも、その特徴で世界一を誇っているであろう鳥たちを勝手に称えさせていただきました。ではでは、早速ご紹介していきましょう。

世界一体重の重い鳥 ダチョウ

トップバッターはダチョウ。こちらは誰しもが文句ナシでそう思うのではないでしょうか。ダチョウは英名を「ostrich」、学名を「Struthio camelus」という、ダチョウ目ダチョウ科に属する鳥で主にアフリカ大陸に生息しています。その体重は時に130kgを超え、世界一体重の重い鳥として、君臨しています。また、背の高さも時には2.5mほどにもなり、体重、背の高さなどで考えれば、現生の鳥類で最も大きな鳥ということになりますね。

そしてもうご存知の通り、ダチョウは飛べない鳥としての代表的一角であり、飛ぶことを犠牲にして、地上での生活に適応し、進化してきました。飛べない分、脚力はすさまじいものがあり、その最高速度は何と時速70km/hものスピードを出すことができるんですね。2本足でこれだけの速度をたたき出す動物はそうそういないので、2本足に特化すれば、世界一速く走る鳥、ひいては動物とも言えそうですね。また、これだけの脚力を誇っているので、そのキック力もすさまじく、私たち人間はもちろん、百獣の王、ライオンでさえも、ダチョウの蹴りをまともに喰らえば、骨が折れ、場合によっては内臓が破裂し、死に至ることもあるんです。

世界一小さな鳥 ハチドリ

世界一大きな鳥をご紹介したからには、やはり世界一小さな鳥もご紹介しないとですね。こちらも、ダチョウほど知名度はないかもしれませんが、けっこう有名なのではないでしょうか。世界最小の鳥として知られるハチドリは英名を「Hummingbird」、学名を「Trochilidae」という、アマツバメ目、もしくはヨタカ目ハチドリ科に属する鳥で主にアメリカ大陸に生息しています。

なかでも、マメハチドリは体長5cmから6cm程度で体重は約2gと、昆虫並みの大きさ。言わずと知れた世界一小さな鳥として知られています。

5cmというと、なんか実感がわきませんが、身近なもので例えると、ちょうど単三電池位の大きさ。こう考えるとめっちゃ小さいですよね。そんなハチドリ、その体長も相まっていかにも弱々しい感じがしますが、意外とタフというか、力強い一面もあり、1秒になんと80回も羽ばたくこともあり、ホバリングしながら花の蜜を摂取したりしているんです。その超高速の羽ばたきはまるで、ハチが飛んでいる時のような「ブーン」という飛翔音を発するので、コレが和名の由来となっているんですね。

世界一翼開長が長い鳥 ワタリアホウドリ

では次は両翼を広げた長さ、翼開長が一番長い鳥をご紹介したいと思います。翼開長の長さでトップクラスというと、ワシの仲間やコンドルなど猛禽類を思い浮かべることが多いかと思いますよね。事実、猛禽類の仲間であるハゲワシの仲間は時として、翼開長が3mを超えることもあり、最大クラスの翼開長の持ち主として知られています。また、私たちがよく知っているペリカンの仲間、ハイイロペリカンも負けておらず、翼を広げるとなんと3.2mにもなることがあるんですね。

でも、これら猛者を抑え、現在翼開長が一番長い鳥として君臨しているのが、アホウドリの仲間であるワタリアホウドリ。英名を「Wandering Albatross」、学名を「Diomedea exulans」という、ミズナキドリ目アホウドリ科アホウドリ属に属する鳥の仲間で、主に南半球で生活しており、その長い翼を存分に生かして海風を捕え、何時間も空中を羽ばたくことなく滑空することができるんですね。

その翼開長の長さは3mを超えることも多く、今まで確認されている中ではなんと3.6m超という驚愕の翼開長を持った個体が確認されているんです。

これがどれくらい驚愕かというと、ちょうど黒板の横の長さと同じくらい。先ほどのマメハチドリに集まってもらうとすると、約70羽お集まりいただく必要があります。

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世界一美しい鳥 ケツァール

美しい鳥で有名どころ言えば、やはり一番に思い浮かべるのがクジャクではないでしょうか。繁殖期オスがメスに自身をアピールするときに広げるあの尾羽は本当に見事ですよね。ですが、そんなクジャクに負けず劣らずの美しさを持っている鳥が南アメリカに生息しているんです。その名前はケツァール。英名を「Resplendent Quetzal」、学名を「Pharomachrus mocinno」という、キヌバネドリ目キヌバネドリ科に属する鳥の仲間で、カザリキヌバネドリともいいます。

ケツァールとは、大きく輝く尾羽をいう意味合いを持っており、その瑠璃色と紅に彩られた極彩色の美しい羽毛はもとより、その名前の由来となっている美しく長い尾羽が特徴的な鳥なんですね。

そんなケツァールのもはや神々しいともいえる美しさを収めた動画があるのでご紹介しておきます。

世界一速い鳥 ハヤブサ

もうこれは今回ご紹介している○○な鳥の中でも、カテゴリ中トップの知名度を誇っていると言っても過言ではないのでしょうか。世界最速の異名を見事に立証したハヤブサ。英名は言わずと知れた「Falcon」、学名を「Falco peregrinus」といい、ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属という独自の分類に属していて、意外と思われるかもしれませんが、スズメと比較的近い種になるんですね。

ハヤブサの仲間は南極を除くほぼほぼの地域に生息しており、残念ながら、亜種の一つであるシマハヤブサは絶滅が宣言されてしまいましたが、亜種の1種であるハヤブサは日本でも見ることができます。猛禽の中では比較的都会地域にも適応出来ていて、東京や大阪などの大都市でもみることができるんですね。

ハヤブサの水平飛行のスピードは約120km/hというところなのですが、ハヤブサの真骨頂が出現するのは獲物を見つけて急降下する時。なんとそのスピードは387km/hという驚愕のスピードをたたき出しており、これは空はもとより陸上、海中の全生物をもってしても最高速度といわれているんです。

ハヤブサの速さについては、こちらの記事でガッチリ紹介しておりますので、是非こちらの記事も合わせてご覧いただければと思います。

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世界一カッコいい鳥 イヌワシ

さて、ここからは僭越ながら、私の主観と偏見がマキシマムとなっておりますので、ご了承いただければと思います。これはね~・・・めちゃくちゃ迷いました。ブラジルの空の覇者、オウギワシ。あと、森の王者クマタカも超捨てがたい。フクロウ界のイケメン野郎、ワシミミズク。先ほどご紹介した空のスピードキングハヤブサ・・・。もうね。どれが来てもカッコよさでは納得の鳥たち。

しかしながら、その中でも敢えて選ばせていただいたのが、イヌワシ。なんでかっていうと、そのフォルムのカッコよさはもちろんの事、幼少の頃より一番好きな鳥だったから。英名も「Golden eagle」シブすぎです。

そんなイヌワシは主に北半球を中心に生息していて、日本にもニホンイヌワシというイヌワシの亜種が生息しています。ただ、残念ながら、現在ニホンイヌワシはかなり絶滅が心配されている鳥で、環境省が定めるレッドデータでは現在ニホンイヌワシは絶滅危惧Ⅰ B類に指定されてしまってるんです。

そんなイヌワシ、そのフォルムももちろんカッコいいのですが、翼開長も約2mと鳥類に中でもトップクラスの長さを誇り、獲物を見つけて猛然と急降下するそのスピードはなんと時速240km/hに達すると言われており、その強靭な握力と鋭い鉤爪を持って、時にはヤギなどの大きな哺乳類、はてはオオカミなどの強力な捕食者にも襲い掛かることがあるんです。

イヌワシの魅力については、こちらの記事でガッツリその魅力に触れておりますので、もしよろしければこちらの記事もご覧いただけると嬉しいです。

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世界一スタイリッシュな鳥 ヘビクイワシ

では、カッコよさとは少しニュアンスが異なる、世界一優雅というか、スタイリッシュなフォルムをしていると感じる鳥をご紹介したいと思います。その名はヘビクイワシ。英名を「Secretary bird」、学名を「Sagittarius serpentarius」という、タカ目ヘビクイワシ科ヘビクイワシ属に属する猛禽類で、アフリカ大陸に生息しています。

猛禽類とは思えないような、まるで鶴を思わせる足の長さ、そして、白と黒の羽毛に淡いオレンジ色の顔の肌色が見事に映える美しい鳥で、頭部には長い羽毛が備わっています。これが秘書官がもつ羽ペンを連想されることから、英名の由来となっているという説もあるんですね。

そんな容姿端麗が鳥となったようなヘビクイワシですが、この和名の通りといいますか、猛禽類の仲間に恥じない食性をしていて、その食性はもちろん肉食。時には危険な猛毒を持つことで有名なパフアダーをも捕食することがあるんです。この長い足を使ってヘビの毒牙をかいくぐりながら、鋭い蹴りでヘビを弱らせて捕食するというわけなんですね。

最後に

いかがだったでしょう。今回はたまらない魅力を持つ、世界一○○な鳥たちをご紹介させていただきました。後半は私の主観が思いっ切り入っていたので、いや、これぞカッコいい鳥、優雅といえばこの鳥を置いて他にナシ!というようなイチオシの鳥たちがいたりするのではないでしょうか。今回ご紹介した特徴を持つ鳥たちの他にもたまらない魅力を持つ世界一○○な鳥がいると思いますので、随時更新させていただきますね。

ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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