こんにちは(^^)えたばりゅです。
これから山々は紅葉シーズンを迎え、山間部にハイキングに行くこともこれから多くなるのではないでしょうか。
山間部には、これまでご紹介した危険な野生動物たちに遭遇する確率は高くなりますが、本日ご紹介する危険生物は、街中の公園でも遭遇する可能性があり、
今まさに活動シーズンを迎えておりますね。
平たく言えば、昆虫の部類なんですが、その昆虫の中でも苦手な方が多い、「ウネウネ系、毛虫君」でございます。
実は、恥ずかしながら、私も動物保護に携わる野郎でありながら、毛虫君(ちゃん)だけはどうも苦手でして・・・。
いや~~・・・なんというか・・・出来れば避けて通りたかったのですが、毎年刺されてしまう方もいらっしゃるので、ご注意していただくためにも、腰を据えてご紹介させていただこうと思います。
そんなわけで、毒を持つことが多い毛虫ちゃんの中でも、少し注意が必要な毛虫。
チャドクガをご紹介させていただきたいと思います。
ではでは今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。。。
危険生物 チャドクガ
こちらは、チャドクガが成長した姿。成虫にもやはり幼虫と同じく毒があります。
チャドクガは、英名を Tea Tussock Moth。学名を Euproctis pseudoconspersa という、チョウ目ドクガ科の蛾の一種で、本州から南であればおおよその場所で生息しております。その名前のとおり毒があります。
では・・・今回はこの辺で・・・
え??もっとちゃんと紹介しろですか(T▽T)
ですよね。。。
分かりました(T▽T)
チャドクガの成虫にも毒はあるものの、接する機会が少ないですので、これと言って特に私たちに何か影響があることは少ないのですが、私たちに直接影響があるのはやはり幼虫である、毛虫になりますね。
チャドクガの幼虫がもたらす影響
では、チャドクガの幼虫がもたらす影響について、園芸の部分と私たちの体にもたらす影響について、ご紹介していきましょう。
チャドクガの幼虫がもたらす園芸的影響
チャドクガの幼虫は4月~10月の間に年に2度発生します。
そんなチャドクガの幼虫が好んで食べる葉は、ツバキやサザンカなど。
こちらは園芸植物でお庭のあるご家庭ならば、植樹されておられるところも多いのではないでしょうか。チャドクガの幼虫はこういったツバキ科の植物の葉を主食としており、放置しておくと葉っぱを全部食べられてしまうことも・・・
ですので、もし、こういった植物を園芸として育ててらっしゃるのであれば、注意が必要になります。
そして、やはりチャドクガの幼虫も先ほど申し上げた通り、毛虫の類になり、全身に生えている毛には毒が仕込まれております。
チャドクガの幼虫がもたらす身体的影響
・・・と申しましても、蜂の毒のように、時として生命に重大な影響を及ぼすことは少ないです。
とはいうものの、さされてしまうと患部が腫れてしまい、場合によっては半年もの長い間かゆみが続きます。
そして、チャドクガの幼虫に1度刺されると、体内に抗体が生成されるのはハチと同じで、2回目以降は症状が重症化しやすく、ひどい症状の場合、めまいなどの症状を伴うことがありますので注意が必要になります。
チャドクガの幼虫に刺されてしまった場合
万が一刺されてしまった場合は、市販の薬では残念ながら効果がないことが多いですので、しっかりと病院で診察してもらい、抗ヒスタミン軟膏などを処方していただいて下さい。
刺された直後は流水で洗い流すか、チャドクガの毒は熱に弱いので、少し熱めのお湯で洗い流すことが応急処置になります。
毒針というか毛に近い性質ですので、刺された患部をかきむしったり払うような行為をすると、他の場所にもその症状が移ってしまうことがありますので、注意が必要になります。
最後に
いかがだったでしょう。こういった毒虫系は春や夏に比べると少なくなってはきますが、それでもチャドクガのように10~11月ごろまではいる可能性があります。
ですので、山間部や街中の緑地公園などに行かれる際はご注意いただけましたらと思います。今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
下記にこれまでご紹介させていただいた危険動物達の記事リンクも掲載しておりますので、良ければご参考いただけましたらと思います。